これはあくまでも僕の場合、だったけど。
不登校になって不安に思った2つのこと
5年前、小学校三年生だった忍介が
「お家生活」に突入した時に、
不安に思ったことは大きく二つあった。
このまま同世代の子と接点がない暮らしを
続けて大丈夫か、という不安がひとつ。
もうひとつは学校というレールから降りて
どういう育ち方ができるものなのか、
先が見通せなかったのが不安だった。
もちろん当時はこんな風に
整理して不安に思っていた訳じゃない。
でも振り返ってみた時に思うのは、
詰まるところ、この2つだったと思う。
デモクラティックスクールの衝撃
特に
「学校に行かずに育つとどうなるか?」
という不安。
この点についてはやはり
実例を見聞きすることが大きいと思う。
僕に関して言えばこの点、
デモクラティックスクールに
見学に行った時の体験がとても大きかった。
先生なし、授業なし、テストなし、
何をどうするかは全て生徒の自主性に任せる
デモクラティックスクール。
やりたいことを、やりたいようにやる。
もちろんゲームだってOK。
だから僕ら家族3人が見学に行ったときも、
みんなごく普通にゲームをやっていた。
それを見たときは結構な衝撃だった。
え、ここ学校だよね?
みんなで楽しくゲーム?
正直、そう思った。
昼間から楽しくゲームしている子どもたち。
例えは悪いかも知れないけど、
平日真っ昼間からオフィスで楽しく堂々と
酒盛りしているのを見たような気がした。
本当にいいのか、と。
そもそも学校ってなんなんだろう?
勉強ってなんのためにするんだろう?
と価値観に強烈な揺さぶりをかけられた。
そしてそんなこんなの何よりも、だった。
目の前の子どもたちが明るく楽しそうで、
生き生きしていて、とても礼儀正しいのが
ものすごく印象に残った。
その姿に心の底から勇気付けられた。
その子どもたちの表情が決定的だった。
実例を知ることは大きい
学校に行かない選択をした子たちが
その後どうなのか?
色んな例を見聞きすること。知ること。
そのことは不安を和らげるのに役立つ。
そういう意味で今、夫婦で作っている
不登校をテーマにしたインタビュー集に、
勇気付けられる人はいるはずと思っている。
不登校・ひきこもりを経験した人。
その保護者。親の会を主宰する人。
そして自分の学びを実践している人。
市井の人の、リアルで等身大の話を
お聞きして、まとめている。
びーんずネット・不登校インタビュー事例集
「雲の向こうはいつも青空」。
2月下旬発売開始を目指して、制作は
ほぼ最終段階に入りました。お楽しみに!
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