不登校になった子どもは傷ついている。
休みたくて休んでいるんじゃない。
休まざるを得ないから休んでいるのだ。
親の期待にも応えられない。
将来も見えず真っ暗闇の中にいる。
まず、そういう状態に
子どもがあることを理解した上で――。
子どもが真に回復する環境をつくるために、
親にとって大切な姿勢・対応とは何か?
それは、、、
- せかさないこと
- 待たないこと
- 今をいっしょにすごすこと
その3つが重要なキーワードだ、
と仰るのは元不登校経験者で
現在は支援活動をしている古豊慶彦さんだ。
不登校新聞4月15日号のコラム
「元当事者からの不登校対応マニュアル」
を読んだ。
「とりあえず1週間休もうか」
「休んでもいいけど勉強だけはしておこう」
こうやって「条件」をつけること。
これは「せかすこと」だ。
こういう条件つきでは本当の意味で
子どもは自分のペースで休めない。
「休んでもがんばれば遅れは取り戻せる」
「学校へ戻れるように回復を待とう」
こうやって「回復後のあり方」
を押し付けること。
これは「待つこと」だ。
回復は目的ではなくあくまでも結果だ。
回復する前から回復後のことを
あれこれ押し付けてはいけない。
もうね、この「せかすこと」と
「待つこと」はきっと、
不登校生の親あるあるの極みだと思う。
僕もこういうこと息子に言ってました。
思い切り言っちゃってました。
もうかつての自分にコンコンと
言い聞かせてやりたい(反省)。
上記2つをしないことが「今をいっしょにすごすこと」につながります。それは、いっしょにお出かけすることかもしれないし、苦しかった話をゆっくり聞くことかもしれないし、声をかけずに見守ることかもしれないし、せかしてくる第三者を食いとめてあげることかもしれません。
本当にね、その通りだなあと。
特に学校の先生はきっと無意識に
「せかすこと」「待つこと」
オーラが常に全開だったりする。
なので、親としてはその防波堤になれたら、
より安心につながるだろうと思う。
って、たいていの場合、
この境地に親が至るまでにけっこうな
時間がかかってしまうわけだけど、、、
何が子どもにとっての
「今の最善か?」を考えてみれば、
古豊さんが挙げるこの3つの
キーワードが響いてくるんじゃないかな?
もう一度並べてみる。
- せかさないこと
- 待たないこと
- 今をいっしょにすごすこと
胸に深く銘記!
今日も良い1日を。
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