人生で一番長く続けている仕事

 

 

思い立って改めて指折り数えてみた。

僕はほぼ5年ごとに転職を繰り返してきた。

広告、家電、インテリア、
ステーショナリー。

こうして書き出してみると、我ながら
なかなかにジャンルが幅広いな。笑

職種はずっとマーケティングではあった。
そこはひとつ、ブレていないところだ。

最後の4社目を退職したのが
46歳になる寸前のときだった。

以来、2018年の3月からずっと
びーんずネット専属でやっている。

あれから6年8ヶ月が過ぎた。

「5年ごとに転職」とざっくり書いた。

ただ正確に言えば、違う。

一番長く勤めたのは3番目の会社で、
在籍したのがちょうど6年8ヶ月だった。

つまり?

今のびーんずネットの仕事が、
人生で一番長く続けている仕事になった。

今月で、名実ともに!

何が言いたいか?

会社員でなければ生きていけない。
ずっとそう思っていた。

いや、今もまだどこかでそう思ってるし、
貯金だって切り崩してる。

でも死んではいない。
まだ生きてる。

会社員でなければいずれ行き詰って、
最後は必ずみじめに死んでしまう。
ずっとそう思っていた。

でも、必ずしも行き詰まって
キリギリスのように哀れな結末を
迎えることもない、のかも知れない。

っていうか……。

どのみち人は死ぬのだ。必ず。

嫌な思いを我慢して、嫌なことを続ける。

それも、もちろん一つの生き方だ。

なんの保証もない。

けれど――。

好きな思いを我慢せず好きなことを続ける。
それも、一つの生き方だ。

そうですよね?

その背中を、子どもに見せる。

必死のパッチで、みっともなく
あがくところも、全部含めて。

「大丈夫。別に会社員でなくても、
生きていけるよ。キリギリスじゃないよ」

かっこ悪くとも、僕という存在が、
生き方・あり方そのものが、
どこかそういうメッセージにつながれば。

なあんて。

思いながら夫婦で新刊の企画を練りつつ、
(来年も3冊出しちゃいますよ!)
日々、地道に編集作業に勤しんでおります。

がんばれ、びーんずネット。

キリギリスは哀れに死なない。

それを身をもって証明したいんです。
応援、よろしくお願いします。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。