いくつになっても宿題終わらぬ夏休み最終日

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今日の午後は展示会の設営がある。

スタッフたちは先に
東京ビッグサイトに向かっている。

僕は一人、残った仕事を片付けて
遅れて現地に向かうことにした。

改札口に入ってふと、疑念がよぎる。

「あれ? そういえば
陳列商品の手配ってどうなってる?」

「ブース図面の最終版って見てたっけ?」

もちろん、事前にスタッフたちに
役割分担は全部してある。

でも大事な報告は全然もらってない。

おい、そういえば全然もらってないぞ。

ダメじゃん。
もしかしてポテンヒットになってる?

ブースは出来ている。
でも展示する商品が全く揃ってない。
もしかしてそんな状態になってないか?
明日から展示会なのに!
あと半日じゃ手配間に合わないじゃん。

「いや、それ金子さんの仕事ですよね?」

とスタッフたちは責任逃れするだろう。

「マーケの責任者、金子さんでしょ?」

と営業部隊は怒って僕を詰めるだろう。

まあ、それは当然の話だ。
確認してないのは完全に責任者の落ち度だ。

ダメじゃん。
挽回不能な致命的ポテンヒットの図。

あー行きたくねー、ビッグサイト。

ってか、このまま成田空港行って
アルゼンチンに亡命したい。

「どうするジュンイチ?」

――というところで目が覚めた。

いや、人の夢の話ってつまんないですよね。
正直、どーでもいー。

でもそれはわかってて書いてるんです。
このブログ、勝手ながら僕の
個人的な備忘録も兼ねてあるのでね。

何が言いたいか?

実感した。

にんげん、いくつになっても
宿題終わらぬ夏休み最終日みたいだ。

あー嫌だ。あー困った。
学校行きたくない。仕事行きたくない。

50歳を過ぎてるけど。

にんげん、そこから逃れることは
きっと永遠に難しいのだ。笑

それをまた身をもってひとつ、
実感させていただきました。

心底、無事で平和な日曜日の朝に感謝。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。