子どもたちが元気でいること

 

 

 

やっぱりどこかではちょっと、
うっすら思ってたんだよね。

いわゆる普通の学校ではない、
自由な場所。

うちの息子の場合で言えば、
デモクラティックスクール。

そういう場所に通ってれば、少し違った
伸びやかな育ち方をするんじゃないかと。

どこか、心の奥の方ではそう思ってた。
なにか、期待するところはやっぱりあった。

そう、びーんずネットの活動を
始めたころもまだそう思ってた。

でも本当にありがたいことに!

我が家の忍介サンはそういう親の下心も
完膚なきまで見事に打ち砕いてくれる。

僕らがびーんずネットの活動を始めるや、
翌年しれっとスクールをやめたのだ。

「え? やめるの?」

然り。

そしてガッツリひきこもった。

2019年から2021年の約3年。
昼夜逆転のシリアス自宅警備員だった。

いや、鍛えられますわ、ほんまに。

親が思う「いい場所」にいるからって、
親の思う通りに育つ訳じゃない。

コレ大事な教訓。

一方で――。

そうこうしながらびーんずネットで
学校外の居場所を運営する方々を
かれこれ数十カ所、取材してきた。

そこにいるフリースクールの子たちも
たくさん見てきた。

あくまでも僕の見てきた範囲だけど、、、

そしてあえて乱暴に十把一絡げで言う。

うちの忍介も在籍した時はそうだったけど、
フリースクールにいる子たちって、
本当に元気なんだよな。

本当に元気。
目がイキイキしている。声に張りがある。

逆に、毎朝のランニングですれ違う
制服を着た地元の中学生の子たち。

なんか元気じゃないんだよね。

朝なのに。見るからに。
心配になるくらい。

肩の線が低い。足取りが軽やかじゃない。

比較する話じゃないとはわかっていつつも、
いつもフリースクールに取材に行くたびに、
子どもたちの元気さには驚かされる。

思春期ど真ん中の中学生世代でも平気で
僕らにフランクに話しかけてくるんだよね。

何が言いたいか?

フワッと抽象的に言う。

子どもたちが元気でいること。

まずはそこだよね。

まずはそこ。

うちの子もガッツリひきこもった。

だけど本人、楽しく元気そうにしてたから
あえて何も言わなかった。

長い目で見れば結果、
それで良かったんだと思う。

「進路どうするの?」
「勉強の遅れ大丈夫なの?」

そんなこと、意地でも言わなかった。

でもね。

やいのやいの言う必要なんてなかった。
やいのやいの言わなくてむしろ良かった。

ま、親として言いたい気持ちになることも、
なきにしもあらずだったけど。

その辺りの機微は、数年前のこのブログには
たっくさん残ってるのでね。

お時間ある方は僕の過去のあれこれ、
このブログで漁ってみてください。

↓例えばこういうのとかね。笑

トコトンヤレ節

2020.05.27

真面目な話。

親子の関係が良好なこと。
そして本人が元気なこと。

それさえあれば、それだけでもう
あとは時間がなんとかする気がする。

一年や二年、余計にかかるとしても。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。