テクノロジーは確実に進化している

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僕らが発行する不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』。

今、7号目の発行に向けて
絶賛書き起こし作業中だ。

インタビューは一人平均3時間。
それを7人分、
いったん全部文字に書き起こす。

毎回一番時間がかかる工程だ。

ねじり鉢巻して、パタパタと
ひたすら鬼のように文字を打ちまくる――

という訳ではなく。

書き起こし、とはいうものの
さすがに文明の利器を使う。
この点は初期の頃から
ずっと試行錯誤してきた。

そんな中で今、僕がたどり着いているのは
Amazon Transcribeという、音声を
テキストに自動変換してくれるサービスだ。

もちろんAIが機械的に変換するのだから、
間違いも多い。

だからパタパタ文字を打つというより、
音声を聞き直しながら、ポチポチと
自動変換の誤りを修正していく。

そういう作業がメインで、
この工程にとても時間がかかっている。

ただ、Amazon Transcribeを
使い始めて今年は3年目になるのかな?

このところ肌で感じるのは、
音声変換の精度がググッと上がっている、
ということだ。

作業としては楽になるので嬉しい反面、
あまりにもAIの精度の上がり方が凄いので、
これまで散々苦労してきた身には
ちょっと微妙な気持ちにすらなる。

もうひとつ。

書籍の「組版」という作業がある。

昔でいう写植で、簡単にいうと
In Designという専用のソフトを使って
印刷入稿用に原稿を縦書きにする作業だ。

これがまた、けっこう奥が深くて。

日本語の縦書きの世界ってホント、
面倒くさいことだらけなのだ。
細かいこと気にしだすと
面倒くさいことこの上ない。

詳細は端折るのだけど、これまで
手作業でやっていた工程があった。

でも今回は200ページぶん、
全部手で作業をする時間的余裕もなかった。

仕方なく「起こし約物」だの
「行末受け半角」だの、変ちくりんな
呪文みたいな用語と格闘。

(組版ってこんな「にんにくマシマシ」
みたいな用語だらけの世界なのだ)

格闘の末、――な・ん・と!

晴れてボタン設定一発で、
今まで手作業でやっていた作業が
200ページ、一気に完了した。

まったくもって感動モノだった。

何が言いたいか?

テクノロジーは確実に進化している。

人間が手でする作業、というのは
この先もう、確実に減ることになる。

それは止めようもない流れだし、
概ね僕は良いことだと思う。

でも、だからこそ。

もっと別の部分に
力を注げるようになるはずだし、
そうでなくてはならないなあ、と。

磨かなくてななあ、と。

そしてできうる限り、
そういう変化に柔軟でありたいなあ、と。

変化を嫌うことがにんげん、
一番ラクだから。

そっちへ流れないようにしたいなあ、と。

つらつら思う金子純一アラフィフの新春。

ってコレ、前にも何回か使ったっけな?
(締めがマンネリ)

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。