ブログのアップが
いつもより遅くなってしまった。
今朝は4時前に起きた。
早起きした日は積ん読の日!なので、
読み始めた。
「たそがれたかこ」という漫画だ。
いつかどこかで誰かがオススメしていて、
その時すぐにアマゾンで10冊セットを
大人買いしたのだけど、たぶんもう
1年以上、積ん読のままになっていた。
読み出したら、これがどうにもこうにも
途中で止めることができなくなって。
4時間で10冊、一気に読み終えた。
今まだ頭がオーバーヒート状態だ。
どんな話か?
母と暮らすバツイチのたかこは45歳。
その冴えない日常が、あるきっかけで
動き出すことから始まる物語だ。
たかこの娘・一花と、
アパートの住人・植松紺海はどちらも
不登校の中学生。
一花は拒食にも苦しんでいる。
――と、物語を説明するのは野暮だな。
さっぱり簡潔に。
自分が感じたそのままを紹介。
とにかくもう、たかこの心の内が、
痛いほど何度も何度も48歳の
こじらせ中年には刺さりまくった。
5巻あたりからひっきりなしに、
喉の下のあたりに熱い塊ができたり、
鼻の奥がツンとなるシーンが連発で。
ラストシーンには涙が滲んだ。
久々感じた、けっこうなカタルシスだった。
著者の最後の言葉は、
この物語をぐっと凝縮した一文だと思う。
「人が描かないような人を主人公にしたい」と思って描きはじめた「たかこ」ですが、気がつけばどこにでもいるような隣人になっていて、「たそがれ」という言葉も人生の下り坂的なイメージで中高年や更年期を指すべくつけたタイトルでしたが、最後まで描いた今、オレンジの光が燦々とさすような、ヤケクソに明るいイメージになってきました。
(略)
あなたさまの「好き」が、あなたさまの世界を照らす光になりますよう、祈っております。
自分の「好き」を、世界を照らす光に。
45歳のロックンロール、堂々完結!
熱い気持ちがよみがえる4時間だった。
深く静かに胸が震える物語だった。
よかったら、是非。時間のある時に。
今日も良い1日を。

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興味深い漫画の紹介ありがとうございます。10巻セットの中古を早速ポチりました。
そうなんですか!嬉しいです。
結末は賛否別れているみたいですが、僕にはぐっと響く話でした。