言いにくくなる空気を作らない

Sponsored Link

 

昨日の午前中。
ゲームのコントローラーが不調なので、
我が家のひきこもりが買いに出ると言う。

ぼおぉ〜おぉ〜おぉ〜

僕の頭の中でホラ貝が鳴った。

いざ!若君のご出陣なるぞ。笑

2ヶ月ぶりくらいかな?

陽の光を浴びるのはそれくらいだろう。
帰ってきて感想を聞くと「疲れた」との由。

「あとさ、コンビニに寄ったらレジに
ビニールのシートがこう、貼ってあってさ、
びっくりしたね」と忍介。

「もう2ヶ月前からそれデフォルトだから。
知らないの多分、君ぐらいだから」と僕。

「でもいいことだよね。
風邪やインフルエンザがうつるのも結局、
それなんだからさ」

もとから潔癖症の15歳が言う。

そうだね。そうかも知れない。

永遠に封じ込め続けられない

でもね、とも思う。

マスクやビニールシートは必要だけど、
それで永遠に感染を防ぐことはできない。

カスミを食って生きるなら別だけど、
人と人とが暮らす以上、ウィルスを
完全に封じ込め続けることなんてできない。

特効薬やワクチンができる見通しもない。

できたとしてもある程度はこの先、
人類全体この厄介なウィルスと
共存していくしかない。

少なくとも、当面の間は。

必要な対策はしっかり取る必要はある。
その上で大切なことは、
感染した人を差別・攻撃しないことだ。

感染した人がそれを言いにくくなる
空気を作らないことだ。

過剰に潔癖な空気は、人を追い詰める。

「不届きもの」

みたいに社会が感染した人を扱い続けると、
感染の自覚症状が出ても
その体調不良を言い出せない、あるいは
隠す人が出てくるんじゃないだろうか?

問題なのは人ではなくウィルス

感染した人を
「問題があった人」と捉えないこと。

問題なのはあくまでもウィルスだ。

冷静に必要な対策と処置をとる。
不安な感情を他人にぶつけるのではなく。

それが大事だと思う。

問題があると捉えない。
言いにくくなる空気を作らない。

なんだか少し、不登校やひきこもりにも
通じるところがないだろうか?

そんなこんなを思う今日この頃。

良い1日を。

プロフィール写真

 

記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。

更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
Sponsored Link



まず親が幸せになる|びーんずネット

不登校のセミナーやカウンセリング、インタビュー事例集をお届けする活動を夫婦でしています。ぜひご覧ください。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。