目的はひきこもりを終わらせることではない

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昨日は川崎市精神保健福祉センター主催の
『みんなで考えるひきこもり支援』
という講演会に行ってきた。

とても良かった。

ひきこもりと不登校

ひきこもりにどう向き合うか?

それはかなりの部分で
不登校にも重なるところが多いと思う。

いっぱいアウトプットしたいのだけど、
たぶんある程度時間が経ってからの方が
いいんだろう、とも思う。

なので今日は印象に残った部分を少し、
そのまんま紹介する。

昨日の基調講演は
「ひきこもりと精神障害」という題で、
聖マリアンナ医科大学病院
神経精神科教授の古茶大樹先生が話された。

たくさんメモは取ったのだけど、
長くなるので端的に。

ひきこもりを終わらせることではない

「目的は自己価値の回復であって、ひきこもりを終わらせることではない」
「「ひきこもってはいけない」という社会通念がなくなれば、問題そのものがなくなる」
「出発点は肯定すること。視点を変えること。社会通念は全部とっぱらってその人の人生を見る」

個人的にはそんな言葉が響いた。
そして思った。

不登校もそうだよね、と。

目的は不登校を終わらせることではなく、
本人の自己価値の回復。
社会通念が変われば
不登校そのものが問題じゃなくなる。
肯定から出発して、その人を見る。

辛抱強さが必要

と、、、

文字にしてしまえば確かに簡単だ。

わかっている。
わかってはいる。

けどできないんだよね。

にんげんだもの。
もとい、親だもの。笑

一朝一夕ではいかない。

それは誰しもそうだと思う。
圧倒的に必要なのは辛抱強さだ。

知ることの大切さ

確かに昼過ぎまで寝て
ゲームばかりしてるように見える。
だらしなく見える。
将来のことだって心配になる。

本当に大丈夫なのか?

でもひきこもりの人や不登校の子は
怠けてゲームしてるんじゃない。
こちらが想像つかないくらい、
本人は葛藤している――。

そのことを社会の側があたたかく
理解していく必要があると思う。

昔は発達障害のことだって、
ほとんど誰も知らなかった。

でも多くの人が知れば、随分と変わった。

そうですよね?

あらためて、
知ることの大切さについて思った。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。