やってみなきゃわからないっしょ

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小林さやかさん、

と言われてピンとくる人は
少ないかもしれない。

でも「ビリギャル」と言われたら
「ああ、あの人か」
となるんじゃないかな。

『学年ビリのギャルが一年で偏差値を
40上げて慶應大学に現役合格した話』
の主人公だ。

確か何年も前に僕も海外出張に行く
飛行機の中で映画を見た。
合格発表のシーンは覚えてる。

その小林さやかさんが今年の秋から
コロンビア大学に行くという。

その理由がなかなかにシビれた。

「大人を変えるため」だという。

どういうことか?

ビリギャル
小林さん その時に持っている学力とかは後で変えられるからはっきり言ってどうでもいいんです。自分ならできると信じている人が一番強い。

ビリギャル
小林さん でも、途中で子どもたちだけに伝えても無理なんだと気が付いたんです。

学生
梶原 どういうことですか?

ビリギャル
小林さん 講演を聴いて、子どもたちは「自分もできるかもしれない」という気持ちになってくれるみたいなんです。

ビリギャル
小林さん それで「きょうビリギャルの話聞いて私も慶應行く」って気持ちになっても、大人たちに「あの人はもともと頭良かっただけ」って言われちゃうんです。

学生
梶原 あ~~

ビリギャル
小林さん そうすると「そうなのか、じゃあやめとくか」って、結局なってしまう。だから、私がやるべきことは大人を変えることじゃないかと思いました。

ビリギャル
小林さん 「大学は行ったほうがいい」とか「偏差値の高い大学は素晴らしい」とか、30歳超えてから海外の大学なんて考えられないとか。

ビリギャル
小林さん 周りの大人たちがそういう社会観をつくっているんです。

これ、まさにその通りだなあと思った。

植松努さんのTEDの動画じゃないけれど。

「どーせむり」という奴だ。

それは僕たち大人が子どもに
刷り込んでしまっている誤った価値観だ。

「ビリギャルみたいに慶應行きたいな」

「いや、あの人は地頭がよかっただけだよ」
(あんたにはどーせむり)

これは一番いけない呪いの言葉だ。

そしてここが1番のポイントだと思うけど、
実は僕ら自身、その呪いに
かかっていることに気づいていない。

だからこそ、子どもが学校に行かないという
事態に必要以上にあわてふためいてしまう。

「レールを一度でも外れたら、
今のこの社会ではもう生きていけない」

そういう呪いにかかっているからだ。

いや、別にあなたを責めたくて
やいのやいの言ってるわけじゃない。

僕だって以前はそうだったし、
今もまだそうなのかもしれない。

大切なのは――。

そういう無意識の呪い、
というものがあること。

それを自分が無意識に子どもに
押し付けてるかもしれないこと。

そういう可能性がある、
まずそれを認識することなんじゃないかな?

学生
小野口 みんなが自己肯定感を高く保つためには何が必要なんですか?

ビリギャル
小林さん 「やってみなきゃわからないっしょ」っていう言葉を一番伝えたいです。

ビリギャル
小林さん 「ビリギャルになりたいけどなれない」と思っている子どもたちに向けてだけではありません。

ビリギャル
小林さん 周りの大人にも「やってみなきゃわからないっしょ、だから見守って」と言いたい。

いや、これも本当にその通りだ。

やってみなきゃわからないっしょ、
だから見守りましょう。

――という精神で。

今日も良い1日を。

P.S.
とはいえ、どうしても揺れてしまうのが
学校苦手な子を持つ親の心で。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。