スダチの件もそうだけれども。
最近本当に「揺り戻し」が酷いなあと思う。
また昭和の亡霊みたいなことを
言う人の記事が出た。
どうしても耐えがたいことに、耐えるように指導する必要はない。しいたけが嫌いな子に無理に食べさせても、ますます嫌いになるだけだろう。でも、やらなければならないことはあるし、耐えて乗り越えなければならないこともある。自分で自分を律する方法をまだ知らない子供に律し方を教えるのは、教育の責務であるはずだが、いまの教育はそれを避けている。その姿勢では、子供は学校で少しでも嫌なことにぶつかれば、すぐに通いたくなくなるのではないだろうか。
いや、申し訳ないけれど、
しいたけが嫌いな52歳のオッサンの
ストライクゾーンに真っ直ぐ
豪速球が入ってきたのでね。
謹んでバット振らせてもらいます。
嫌なことにぶつかればすぐに通いたくなくなる
ってどんだけ不登校を知らないんですか?
そんな安直に休む子なんて一人もいないよ?
みんな学校に行けなくて苦しんでる。
そして学校に行けない自分を責めてる。
そして親も辛い思いを抱えている。
そして自分で自分の子育てを責めている。
その辛さ、苦しさ、本当にわかってますか?
自分で自分を律する方法をまだ知らない子供に律し方を教えるのは、教育の責務であるはずだ
はあ……。
こう思ってる大人ってまだまだ多いよね。
不登校の増加への対処法として、「子供たちにとって安心、安全な環境を作っていくことが大切」などという指摘がなされている。それが大切なことはいうまでもないが、それ以前に、どんな環境にも慣れ、また耐えられる子供たちを育成しないかぎり、不登校は増え続けるだろう。耐性のない子供が増加すれば、ひいては社会が立ちゆかなくなる。大本を見据えて対策を講じてほしいと切に願う。
どんな環境にも慣れ、
耐えられる子を育成する?
いや、それが違うんだよ。
過労死しようがなんだろうが、
どんなブラック企業でも耐える人材の育成。
それを私たち社会は望むのか?
そうじゃないですよね?
大元を見据えて対策を講じてほしいと切に願う
大元を見据えるって具体的にどんな対策?
なんか大きなこと言ってそうだけど
ぜんぜんフワッとしてるよね。
結局、相も変わらず無理矢理
教室に放り込むっていう話ですか?
子どもたちが安心できる場。
心から安全と思える場。
それを用意し、しっかり守っていくのが
われわれ大人っていう種族の
真の役割じゃないだろうか?
なんでこうなっちゃうんだろう?
やっぱり戸塚ヨットスクールだ。
あ、すみません、
完全に血圧あがっちゃってますね。
でもそんなこんなです。
きっと「逆張り」みたい感覚で軽めに
言ってるつもりんだろうけど――。
「甘いこと言ってるから不登校が増える」
僕の読解力が間違ってなければ結局
そう言いたいだけのようにしか読めない。
偏見の強化そのものだ。
なので申し訳ないけどブッタ斬りました。
不登校は増えてもいいんです。
ぜんぜんいーんです。何の問題もない。
減らすべきなのは
不登校で傷つく親子です。
避けるべきなのは
不登校によって不利益を被ることです。
「そこ、ゆめゆめ間違えないように!」
って純ちゃん上から目線で偉そう。
ひゅーひゅー。笑
今日も良い1日を。
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おはようございます。
揺り戻し、ひどいですよね。日本では傾聴だけれど、アメリカでは認知行動療法ですよ、
子どもの不登校を、見守ったりしませんよ、のような文言を見かけます。
じゃあ、アメリカは不登校が日本よりずっと少ないのかと、そこだけ聞いたら思いますよね。
実際はどうなんでしょうか。
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https://www.nheri.org/how-many-homeschool-students-are-there-in-the-united-states-during-the-2021-2022-school-year/
USCB (アメリカ合衆国国勢調査局 United States Census Bureau)
…2021〜2022学年度のホームスクールの生徒は学齢人口の5.56%であるという全体的な推定値に達しました。
————–
アメリカは州ごとに教育の仕組みや統計の取り方が違っているので、カウントするのが難しいものの、
これぐらいの比率で子どもは学校に行かない選択をしているようです。
アメリカでは(建前上)子どもの教育を受ける権利が守られるので、ホームスクールの仕組みが発達しているようです。知人に聞いたところでは、これに加えて学校教育への不信があって通わせたがらずホームスクールを選択する親も増えているのだそうです。学校の方も柔軟に対応するところが増えているようです。
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(以下、知人からのメール 抜粋)
アメリカはホームスクールはとても浸透しています。しかもハイブリッド式、
というかほぼホームスクールで単位を取り、
活動系の音楽や体育などをオンサイト
(高校までが義務教育なので地元の公立の授業に参加する方式)で履修できます。
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イギリスの場合は、移民や貧困の問題もあって、もっと深刻なようです、
https://committees.parliament.uk/event/18753/formal-meeting-oral-evidence-session/
(Googleの訳です)
2022/23年秋学期には、生徒の24.2%が継続的に欠席しました(つまり、10%以上のセッションを欠席しました)。これは、パンデミック前の2018/19年秋の継続的な欠席率10.9%の2倍以上です。
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日本と基準は違うけれど、コロナ以後ますます不登校は増えているようです。
なお、アメリカで不登校になったら、どう対応するのか、の実際については
https://kyoiku.sho.jp/68014/
カリフォルニアで実際にカウンセラーをしている荒川さんの記事がわかりやすかったです。
日本だけが特別なのではなくて、教育が時代にあっておらず、
そのために、学校という仕組みから外れていこうとする子どもは世界中で増えているのだと思われます。
自分に合わない場所に行って、合わないやり方で教えられる、学ぶよりも
もっと苦痛が少ない、もっと楽しい学び方ができるとと
コロナでのオンライン授業などもあって、子どもも親も気がついたことも
不登校の激増に関係があると思います。
日本は、欧米の後を追う傾向があるのでまだ増えていくでしょう。
日本の現在の小中学生の合計が900万人ほどとして5%は45万人、10%は90万人です。
仕組みが変わる必要があるときに。
頑張りが足りないからだ、精神性の問題だ、と言う人がいて
(足らぬ足らぬは工夫が足らぬ)
そういうのに、待ってましたと飛びつく人がいまだにいますね。
子どもがいまこうやって、これまでの機能しなくなった制度にNOを突きつけていることは
長年閉塞してきた日本を救う動きなのだろうと、私は推測しています。
田中先生、コメントありがとうございます。アメリカとイギリスの事例もありがとうございます。大変参考になりました。
本当に仕組みが変わる必要があると思いますし、子どもたちがNOを突きつけている――そう考えるべきところ、相変わらずの精神論は貧しいですし残念です。