さいきん印象に残った
子どものリアルな言葉を2つ紹介。
ひとつめ。
日本講演新聞5月10日号の
「教育 ことばの学校」での
コラムニスト/スピーチライターの
ひきたよしあきさんの記事の中の話だ。
「本の推薦文を書く」
というテーマで作文を募集したところ、
『三国志』について書いてきた子がいた。
誰にどんな理由で三国志を薦めたいのか?
「道徳の授業をやっている先生たちに『三国志』を薦めたい。なぜか。『三国志』に出てくるのは、ほとんどが悪者だ。でも悪いやつだけどこんなに英雄じゃないか。悪いやつでも英雄になって歴史に残っているということを、これを読んで知ってもらいたい」。
確かに言われてみれば、三国志では僕も
曹操や呂布や周瑜がけっこう好きだった。
悪いやつかもしれない。
けれど英雄だし歴史に残っている。
だから道徳の先生に読むのを薦めたい。
なかなか痛快な理屈じゃないだろうか?
もうひとつ。
「息子は運動会を楽しみにしていました。徒競走で『1等賞を取る』と張り切っていたけど中止が決まり、家で泣いていました」――。こう複雑な胸中を口にしたのは、北海道在住で小3の男児を持つ父親だ。
運動会は中止なのに、なんで五輪はやるの?
これはその通りすぎて、ぐうの音も出ない。
ちなみに、この回答も
おかしな話じゃないだろうか?
なお、萩生田光一文部科学相は5月18日の閣議後会見で、緊急事態宣言下における小中学校などの運動会について、中止するのではなく、感染対策などを工夫して実施する可能性を探ってほしい、と話している。
結局、判断も責任も現場に丸投げ……。
危機のときこそ、リーダーによる
しっかりした説明と方向付けが
いちばん大切だと思うのだけど、
毎度ながら・この国のありようは
いつも・本当に・残念だ。
良くないよなあ。
良くないんだけど、
良くないからこそか、笑
今日も良い1日を。
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