見つめる鍋は煮えない

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僕らびーんずネットが発行している
不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』。

不登校・ひきこもりを経験した人。
その保護者。子どもたちに寄り添う人。
そして自分の学びを実践した人。
そんな七人七色の「雲と青空」を、
取材してまとめたものだ。

ときどき、
こういう感想をもらうことがある。

結局、うまく行った人たちの話だけを
集めた本ですね、と。

言外には「うちの子とは違う」という、
ネガティブなニュアンスも感じる。

確かにそうかも知れない。

今、絶賛悩んでいる人の話は
掲載していないのは事実だ。

でも少しだけ思う。

どうして「うちの子は違う」って
簡単に決めつけちゃうんだろう?と。

最近知った海外のことわざが良かった。

「見つめる鍋は煮えない」というものだ。

どういうことか?

「まだかまだか」

と鍋を見つめている間は煮えないものだ。

これ、不登校の子を持つ親
あるあるの話だと思いませんか?

「いつになったら動き出すのか?」

そうやって何度も何度も
鍋の中を見るように子どもを見ている。

こういう言葉もある。

「待たぬ月日は経ちやすい」と。

時系列の物差し、もうちょっとだけ
長く、おおらかにしてみませんか?

大丈夫、マイフレンド。

今日も良い1日を。

P.S.
「とは言われても……」不安なのが不登校の子を持つ親です。
かつては僕もそうでした。
だからこそ、同じ境遇の人と語り合える場につながることが大切だと思っています。
来週土曜日29日、オンラインセミナーを開催します。
少人数のあたたかい会です。詳細こちらから。

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まず親が幸せになる|びーんずネット

不登校のセミナーやカウンセリング、インタビュー事例集をお届けする活動を夫婦でしています。ぜひご覧ください。




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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。