率直に言って、不登校はどこか遠い星の、見知らぬ誰かの話だと思っていた。
”まさか、自分の子どもに限って”と思った。
親が陥りがちな思考
僕がまず最初に思ったのは、何が原因なんだ?ということ。
そしてその対策はどうしたらいいんだ?と。
慌てふためき、悩み、数ヶ月間あれこれ大騒ぎした。
詳しくは忍介通信に書いた通りなんだけど、
今にして思うのは、親が子どもの不登校の「原因」を考えているうちは、物事は良くならないんじゃないか、ということだ。
論理だけの話じゃない
何らかの「原因」があるから、子どもは学校に行かない。
この考えには「その原因が分かり、解決策があれば子どもは学校へ行くはずだ」という”期待”がある。
でも、多分ものごとはそんなに単純じゃない。
A=B、B=C、ゆえにA=C
親がそう考える限り、子どもはどんどん本当の気持ちを話しにくくなるんじゃないか。
A=B、B=C、ゆえにA=Cとシンプルに言えるくらいなら、きっと子どもの方もそう言うだろうし、そうじゃないから口も心も閉ざしている訳で。
もっと言うと、親がどれだけネガティブな反応を起こすか十分に分かっていながら、それでも子どもは”勇気を奮って”不登校という行動を選択している訳で。
不登校の原因は何か?
をどれだけ掘っても、そこから良いもの・温かいものは出てこないと思う。
家庭を安心安全の場にする
それよりも親がすべきことは、子どもの勇気ある不登校という選択を責めないこと。認めること。
「不登校」という行動で、子どもが何を訴えているのかに目を凝らし、子どもの気持ちを感じてみること。
そして学校はともかく、家庭という場を子どもにとって全力で安心安全の場にすること。
そういうことだと、僕は思う。
すぐには難しい。でも、
不登校を受け入れて、認められると、ラクになれる。
楽に至る道は、楽じゃないんだけど・・・。
記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。
更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!
コメントを残す