最も多い回答は……

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東京江戸川区がひきこもりの大規模な
調査を行なったというニュースを読んだ。

  • 区民70万人の76人に1人がひきこもり
  • 年齢別は40代が最多
  • 女性が男性よりも多い

などなど。

こうして調査を行うこと自体は、
とても良いことだと思う。

一方で。

僕が一番切ない思いで読んだのは
この設問だった。

「ひきこもり当事者が求めているもの」

という設問だ。

ひきこもり当事者は何を求めているのか?

ひきこもりの当事者が求めているものについて複数回答で聞いたところ「就労に向けた準備、アルバイトや働き場所の紹介」が最も多く、21%、次いで「短時間でも働ける職場」が18%と就労に関する回答が合わせて39%となっているほか「身体・精神面について専門機関への相談」が16%「友達や仲間づくり」が15%となっています。

一方で、「何も必要ない、今のままでよい」とした人が32%となっています。

記事はこうしてサラッと
流してしまっているけど、、、

ちょっと待った!

最も多い回答――。

それは記事にあるように
「就労に向けた準備、
アルバイトや働き場所の紹介」
の21%じゃない。

「何も必要ない、今のままでよい」
の32%だ。

そうですよね?

長年マーケ畑で顧客リサーチに
携わってきた経験もあるので
声を大にして言いたいのだけど、
ココを見誤ってはいけないと思う。

無回答や具体的じゃない内容に
回答が集中している時こそ要注意なのだ。

そして――。

なぜひきこもっている人たちは
「何も必要ない、今のままでよい」
と答えているのか?

はっきり身も蓋もなく言えば、
行政は、そして我々社会全体は、
まったく期待をされていないからだ。

期待されてないし、信頼されてない。
我々はある意味、突き放されている。

まずその認識から始めないと、
ピントがズレた施策にしかならない。

そしてこの記事もそうだけど、大事な部分は
なぜかいつも華麗にスルーされてしまう。

なので「切ない気持ちで読んだ」と書いた。

揚げ足を取るわけじゃないけれど、、、

見誤りがちだと思うのであえて書く次第。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。