本能寺、台風、いじらしい…思い違いの歴史
闇夜にはためく、水色桔梗の明智の旗印。
包囲されたのを知った本能寺の織田信長が、
森蘭丸に向かってやおら低く絞り出す
「人生五十年〜」という例のアレ。
「ゆめ まぼろしの ごくとなり(隣)」
と小学生の頃、本気で間違えていた。
夢と幻は距離が近いものなんだ、と。
大人になっても…。
台風が来るとアナウンサーが言う。
「大型で【波の強さ】の台風何号は、、、」
これを聞いて、
「なんて古典的な
【の】の使い方をするんだろう!
夏目漱石かなんかみたいじゃないか。
イカすぜNHK!」
なんてひそかに感激していたんだけど、
ある日ハタと気付いた。
「並の強さ」と言っていることに…。
あとは「いじらしい」と「いじましい」の
意味をテレコで使っていたりとか。
そういう思い違いって、してませんか?
え?
そんなのお前だけだ、って?
まあ、そうでしょうね。失礼しました。笑
子どもの気持ちに寄り添ってる…つもり
でも多分、こういうのはきっと、
あなたにもあると思う。
子ども
「うわー、今日も雨かあ。
学校、行きたくないなあ」
あなた
「雨なんて気にしなきゃいいのよ。
ほら、あのお気に入りの傘さしていけば?
楽しくなるんじゃない?(提案)」
あなた
「こんな雨の中、
通学するのはほんと大変よね(同情)」
あなた
「どうして嫌なの?濡れるから?
学校で何かあったの?(尋問)」
こういう言い方は、一見問題がなさそうだ。
子どもの気持ちに
寄り添っているようにも思える。
そうですよね?
でも、それは思い違いだったりする。
能動的に聞く
これらの言い方は、子どもが悩んでいるとき
子どもが素直に心を開くことを
「阻んでしまうコミュニケーション」だと
親業(Parent effectiveness training)を
開発したアメリカの臨床心理学者
トマス・ゴードンは言う。
え?この言い方よくないの?
じゃあ、どう言えばいいの?
ゴードンによれば、
相手が問題を持っている時に効果的なのは
「能動的な聞き方(Active listening)」だ。
つまり、
相手の言葉を繰り返す、
言い換える、気持ちをくむ。
例えば、、、今回の例で言えば
「雨で学校に行きたくないのね」
「雨で行く気になれないんだね」
「雨だから気が重いんだね」
となる。
「能動的な聞き方」をすることで
子どもは気持ちが落ち着き、
次の言葉――つまり本音が言いやすくなる。
親業訓練一般講座の案内
なんて、偉そうに言うのは
(書きながら自分で思った。
すげー偉そうだ。笑)、
去年、僕も
親業訓練一般講座を受講したからで
(うちの奥さんの講座を受講した)、
親業のメソッドを
本当に素晴らしいと思うからだ。
親業講座を受講したときの衝撃はこちら
ということでお知らせですが、、、
来月からうちの奥さんが講座を開講します。
川崎近辺で日曜日の受講が可能な方はぜひ、
こちらを参照してみてください。
https://beans-n.com/lecture/
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