14歳中三男子の忍介は、おうち大好きの
自称「明るいひきこもり」だ。
とにかく人に教えてもらうのが大嫌いだ。
学校は小学校三年生で辞めた。
テストも先生も授業もない
デモクラティックスクールに5年通った後、
今年からは自宅警備員として日々
夜勤ゲームに励んでいる。
他の教科には全く興味がないんだけど、
なぜか数学だけはやる必要がある、
という思い込みがあるらしく――。
教科書と、教科書ガイドで自習している。
そしてこのほど、
中学一年の数学を修了した、と言っていた。
たとえ中学一年生のものであれ。
まったくの自習で最後までやり通したのは、
なかなかのものだなあ、と思った。
ハイ、完全な親バカです。笑
忍介は昔から言葉遣いが独特で面白い。
・戦争軍隊(軍隊のこと)
・警察たち(なぜか警察には”達”がつく)
・トヨタ会社(トヨタ自動車のこと)
なんていうのが小学生の頃の
いっぷう変わった言葉遣いだったのだけど、
最近面白いのはこんな言い間違いだ。
・深夜逆転(昼夜逆転のこと)
・**ちかり、**ちかり(然りのこと)
・生活があらむ(荒むのこと)
「僕みたいに生活があらんでるとさ」
なんて14歳中三男子が言うのは、
かなり可愛い。
すさむよりも「あらむ」の方が、なんだか
日本語としてむしろ的確なんじゃないか、
という気さえしてくる。
まあ、その我が道を行き給え、
というのが今の気分だ。
え?
もしかして今日は――ただの親バカ?
ハイ、その通りです!笑
今日も良い1日を。
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