悲喜こもごもの意味に思う

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「五輪チケット抽選結果に悲喜こもごも」

きっと今朝はこういう見出しの
ニュースが多いんだと思う。

「合格発表に悲喜こもごも」

そんな風に使われることの多い、
この悲喜こもごもという言葉。

喜ぶ人もいれば、悲しむ人もいる。
こもごも、というニュアンスから、
そんな人間模様を指す言葉かと思っていた。

でも実はそうじゃないらしい。

「悲喜こもごも」は、喜びと悲しみが一度にあるいは交互に訪れた1人の人間の心境について用いるのが伝統的な語法です。複数の人たちの心境・感情や状況を表すときには使いません。
「入試に受かって喜ぶ人がいる一方、落ちて悲しむ人もいる」「選挙に当選して喜ぶ人たちもいれば、落選して悲しむ人々もいる」などというような場合には、一般に「悲喜こもごも」という言い方はしません。このような場合には、「明暗を分ける」「喜ぶ人、悲しむ人、いつもながらの光景(情景)…」などといった言い方があります。
NHK放送文化研究所 放送現場の疑問・視聴者の疑問より
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/192.html

――なんだそうです。

いかがですか?
ご存知でしたか?
知らなかったですよね?
意外ですよね? びっくりですよね?
ぶったまげちゃいますよね?

え?
いい加減うざい、って?

もちろんわざとですよ。ご安心を。笑

えーっと。
ここで言いたいのは、、、

言葉の意味を正しく知って正しく使おう!
ということじゃない。

美しく正しい日本語を守る
マナーポリスになりたいわけじゃない。

ぜんぜんそうじゃない。

そうじゃなくて、やっぱり知る、
ということは大きいなあ、ということだ。

知らないでいると、
ずっと誤解し続けることになる。

例えば?

「不登校や引きこもりは怠けだ」
「コミュニケーションに問題がある」
とか、そういう類の誤解だ。

(恥を承知で書くのだけど、
これらは忍介が不登校になる前に
僕が持っていた誤解にして偏見だ)

「知ること」で認識が変わることがある。

悲喜こもごもについて言えば、
もう誤用の方が一般化しているから、
そういう意味に変わっていくのだろう。

でもこの言葉、
全く疑いもなく受け取っていた言葉だった。

その本来の意味を聞いて、
知ることと誤解について、
そんなあれこれを思った。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。