早朝のマシンガントーク

早朝のマシンガントーク
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朝5時。

起きてメールをチェックして、
さてブログを書こうとしていたら、
すぐに忍介が起きてきた。

「ここに地果て海始まる」という
ポルトガルのロカ岬じゃないけど、

「ここに昼夜逆転1回転し、
早起き生活始まる」笑

と、14歳中三。

悪夢を見てたらしく、僕に向かって
「怖い夢だったー」と言う。

そこからノンストップで
マシンガントークが始まる。

さっきまで見てた悪夢のあらすじ。
そこから派生して、
好きなホラー映画のあらすじ。
今やっているゲームの説明。
もろもろ、彼がいま考えていること。

まさに弾丸トークだ。
言葉が次々に飛んでくるから、
ブログを書くことなんかできやしない。

仕方がないのでコーヒーを淹れて、
飲みながら相槌を打つ。

ふと気づけば銃声がやんだので
今やっとこうして書き始めたのだけど、
結局彼は40分間、
途切れることなくしゃべり続けた。

まあ、ずっと家にいて一人だから、
話したいことも溜まるわな。

僕は人の話を黙って聞くのが苦手だ。

でも、とにもかくにも話の腰は折らずに
40分間いられた。

言っちゃあ悪いけど――。

他人の夢の話。
興味の薄い映画やゲームのあらすじ。

これって結構、聞くのは辛いものだ。

ほとんどが生返事だったけど、
でも生き生きと楽しそうに話す息子が
可愛いなあと思えた。

それもこれも去年、
「親業」講座を受講したのが大きい。

話したい思いが止まらない相手を、
さえぎらずにいられた。
なぜなら僕が親業で言う
「問題なし領域」にいたからだ。

もし僕があと15分でブログを書いて
家を出なければいけない状況、つまり
「問題」を抱えていたのなら――。

それを「わたしメッセージ」で
忍介に伝えることもできた。
極力、彼の気分を害さない言い方で。

そうはしなかったけど、その言い方、
その選択肢があると「知っている」こと、
それだけで心は穏やかというか。

改めて「行動の四角形」、そして
親業っていいものだと思った。

親業について、詳しくはこちら。
https://ftk-gift.com/category/parparent-effectiveness-training/

さて。
今日は9時30分から30km走る。
うまく走れますように!

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。