ストライクゾーンが狭い

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興味深く読んだ。

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ひきこもり当事者や親の支援を
20年以上担ってきたNPO法人パノラマ
代表理事の石井正宏さんの記事だ。

  • ひきこもる子を無理に引き出そうとしない
  • 多彩な経験をして「好き」をつくる、「文化資本」を豊かにする
  • ひきこもりは家庭の自己責任ではなく社会全体で解決すべき課題
  • 親は腫れ物扱いせず、以前と同じ接し方を心がける

この辺りは
ふんふん、はあはあ、なるほど確かに
と読んだのだけど、

「親世代と子世代の環境の違い」
という段を読んで、はっとなった。

石井さんは「子ども世代の生きる環境が、親世代に比べて厳しさを増していることも、肝に銘じる必要がある」とも話します。

「今日より明日は良くなるという右肩上がりの経済を、多少なりとも経験した親世代と、人口減少や高齢化、就職難に直面する子ども世代とでは、子ども自身の社会への期待度も環境の厳しさも、全く違うのです」

ある時「うちの子は能力があるのに、どうして働けないのか」と嘆く父親に、石井さんは「それなら、あなたの勤務する会社で雇ってみては?」と提案しました。すると父親は「それは無理です」と即答。現代社会を生きる子どもが、いかに厳しい状況に置かれているかを客観視できるようになったといいます。

うちの子は能力があるのに働けない、
と嘆く父親。

それなら自分が勤める会社で雇ってみれば?

その問いには即答で無理、と答える。
確かにココだよなあ、と思った。

そして子どもが「正社員」の親や教師とだけ
接していると「あるべき大人」の
ストライクゾーンが狭くなる、というのも
その通りだと思った。

NPO職員、ボランティア、中小企業の経営者。

なるべく多彩な「大人」の姿を見せることも、
子どもが楽に生きられるひとつの方法だ、と。

考えてみればだいたい、
大人のストライクゾーンが狭いよな。

会社員だったころは僕も狭かった。
選球眼の良さを
誇っているようなところすらあった。
ホント嫌なヤツだった。

今はストライクゾーン、
だいぶ広くなった気がする。
まあ、会社員をやめたことで
自分で広げたってのもあるけど……。

さあ、今週はひたすら
インタビュー事例集の発売準備だ。
献本にニュースレター送付作業、
オフラインサロンのDM発送もある。
しっかりがんばろう。

Hope and keep busy.

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。