不登校だったけど今は幸せに生きる、身近な先輩

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これはもう、
何度も繰り返し繰り返し、
書いていることなのだけど。

7年前、息子が不登校で
悩みの渦中にあったとき。

僕が欲しかったのは
誰かのお説ごもっともな
アドバイスなんかじゃなかった。

安全地帯から無責任に
同情してもらうことでもなかった。

僕が知りたかったこと。

それは不登校のその先はどうなるのか、
不登校になって、その後どうなるのか、
不登校になった人はその経験を振り返って
今、どう思っているのか。

そういうことだった。

身近に不登校の事例を全然知らなかった。
だから、迷ったし悩んだ。

あの頃自分たちが本当に
欲しかったものを作りたい。

それもいわゆる有名な人ではなく、
市井の人のリアルで等身大の不登校。

きっとそこにヒントや安心を見出して
勇気付けられる人がいるはずだから。

僕ら夫婦が不登校インタビュー事例集
『雲の向こうはいつも青空』
を作り続けている理由はそこにある。

なので、このコメントを読んだとき
少し驚き、同時にとても嬉しかった。

不登校新聞5月1日号

長期休み明けの「学校休んでいいんだよ」報道
うれしかったこと、イヤだったこと

不登校当事者のまっちーさんのコメントだ。

根拠のない気休めはいりません。僕がほしかったのは、不登校だったけれど、いまは幸せに生きている身近な先輩の存在でした。「身近な」というところが大切なのです。有名人に「不登校を克服しました」と言われても、なんだかすごすぎて参考にならないからです。
名もない一般人が不登校になり、どのように悩み、どのように生きてきたのか、リアルな声がともなわなければ、「不登校でも大丈夫、死なないで」という言葉は、聞こえはいいが、まるで中身がない、からっぽのきれいな箱のような言葉だと思います。

僕には不登校当事者の気持ちはわからない。

経験したのはあくまでも親の立場だ。

でも当時欲しかったものは
まっちーさんと同じ、つまり
「不登校だったけど今は幸せに生きる
身近な先輩」の話だった。

そこが少し驚きでもあり、嬉しかった。

・・・・・・・・・・

インタビュー事例集を作るのは毎回
結構、かなり、ものすごぉーく、
大変なことではあるのだけど、笑

きっと必要としてくれる人は沢山いる。
続けることに意味はある。

改めて意を強くした次第。

今日も良い1日を。

P.S.
不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』
お求めはこちらから。
https://beans-n.com/lp/behind-the-clouds-vol3/

明日5月2日、オンライン読書会やります!
残席まだあります。よろしければ是非。
https://dokushokai200502.peatix.com

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。