ゲームと哲学

「お父さん」

”実力派の中二病”を自認する
14歳の忍介が話しかけてきた。

「昔、哲学者が
言ったらしいんだけど、
人間の本質は3つで
言いあらわせられるらしいんだよ」

「ほう」

「ひとつは意思。ふたつめは欲望。
みっつめは何だかわかる?」

さすが中二病。
やけに難しいこと聞いてきやがる。

意思と欲望と、、、あとは何だ?

人間の3つの本質。
意思と、欲望と、うーん…。

結構真剣に考えたんだけど、
考えれば考えるほど、
にんげん意思と欲望くらいしか
ないような気がしてきた。

我ながら発想が貧しい。

「みっつめは知性だよ」

涼やかに14歳が言う。

確かに。言われてみればそうだ。

ガラガラ蛇と人間さまを分ける
重要な要素だ。忘れちゃいけない。

しかし、いくら哲学に
興味があるからといって、
14歳が自分でそんなことを
考えて調べたりするんだろうか?

聞いてみたらゲームで知ったらしい。
ペルソナ5というゲーム。

検索してみたらプラトンの
「魂の三分説」というもので、
ゲームの中で問題として
出題されているようだった。

世の親にとって、子どものゲームは
チャッカマンになりやすい。

けど、ゲームも色々で、
こんな風にプラトンが出てくるものもある。

プラトン。

アリストテレスとかそんなこんなの、
世界史の教科書にのってるあの御仁だ。

今のゲームってすごいなあ。
そう思いませんか?

以前と比べて僕が変わったことのひとつに、
ゲームの話を聞くようになったことがある。

以前は日夜ゲームばっかやって大丈夫かよ?
と、やっぱり心のどこかで思っていた。

だから思い返せば、彼にゲームのことを
あまり聞こうとしていなかった。
きっと忍介もそれを感じてたんだろう。
僕にゲームの話をしてくることはなかった。

でも最近はもう、心配を思い切り手放した。

起きてる間はゲームやるのが彼の仕事なんだ
くらいに吹っ切れるようになった。

そしてどんなゲームなの?と聞く。

興味を示されるとやっぱり嬉しいんだろう、
あれこれ話してくれるようになった。

絶賛思春期の割には、
父親に気安く話してくれている気がする。

子どもがゲームやるのを
好きになれない親は多いと思う。

でも、ひとつ思うのは、
どんなゲームなの?と
興味を示すのは悪くないということだ。

忍介曰く、、、

エンジョイ勢(そんな言い方があるらしい)
に格闘ゲームで負けることは絶対ないけど、
FPS(シューティングゲーム)では
そうじゃないこともある。
こんなに自分がやり込んでいるのに
負けるのは本当に納得がいかない…

とかなんだとか、少し聞いてみるだけで
彼なりに色々と思うところがあるようで。

日々考えていること、感じたことを
僕に話してくれることが増えた。

誰だって自分が好きなことや
興味があることについて聞かれて
悪い気はしないと思う。

ちょっとでもいい。

子どもがやっているゲームについて、
興味を示してみませんか?

意外な一面が聞けることも、
あったりするかも。
もしかしたら。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。