不登校あるある

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親子支援ネットワーク♪あんだんて♪は
我が子の不登校を経験した親同士が
互いに支え合うボランティアグループだ。

♪あんだんて♪の『不登校でも子は育つ』は
以前、このブログでも田中茂樹先生の
『子どもを信じること』とあわせて、
うちの奥さんが大切に、大切に
繰り返し読んだ本、として紹介もした。

不登校でも子は育つ

2019.10.09

その♪あんだんて♪の新刊が出た。

♪あんだんて♪の本は当事者や家族の視点、
事例や証言が本当に豊富でリアルなので。

そりゃあ絶対読まなきゃねってことで
早起きして早速読んだ。

『みんないろいろありました 不登校あるある』

わかっていても……それができない!
そうは言っても……心配するし、
イライラする!

そんな親の本音とモヤモヤが
これでもか、これでもかと出てきて、

「あー、わかるわかる、それそれ!」

という話が連発だった。

模範解答が書いてあるわけじゃない。

でも「あるある」と併せて
うまく行かない例もいっぱい出てくる。
だからヒントになることは沢山ある。

きっと納得と安心、沢山得られると思う。

よろしければぜひ。

個人的には最後の
「巻末座談会〜不登校を振り返って〜」
が断然、よかった。

っていうか、気づけば座談会のページ、
ほとんど全部折ってた。笑

まるごと全文掲載したいくらいだけど、
さすがにそうも行かないので抜粋で紹介。

さくら 今も♪あんだんて♪に来られるお母さん方から「見守っていればいいんですね」と
いう言葉をよく聞くけれど、見守るのも見守られるのもお互いにしんどいよね。そうではなくて「一緒に暮らす」って感じかな。あとは子どもが歩んでいく道を邪魔しないこと。

フェルマータ 「信じて待つ」というのも待たれてる当人にとってはかなわんと思う。「何を待たれているんだろう?」って。

小梅 何を信じるのって感じもするよね。

マーガレット 子どもが自分で動くまで、親が先走りしすぎないってことだと思うんですけどね。

ラスカル 私は、「子どもを信じるということは、親である自分を信じるってことだよ」と言われました。

さくら 私は今振り返ると、「覚悟を決める」という気持ちが足りなかったかなと思う。「覚悟を決める」というのは、その人の生きる力を信じて腹をくくる、いちいち動じないってことだと思う。でもそれが難しくて「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」と考えて、「そうならないように今こうしておこう」と思っていた。でもあれこれ勝手に思い悩むのではなくて、私は私で覚悟を決めてできること、やるべきことをすればいいのだし、子どもも自分で進んでいくんだと思う。

小梅 「あと3年で大丈夫です」とか言ってくれたらいいけど、先が見えないからね。うちはね、子どもに「どうやったら満足なの?」って言われた。それで、もう何も言ったらあかんって思った。言わなくても、子どもは親が求めている何かを感じている。だからこれ以上はもうなしって思ったね。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。