飽きるほど味わい尽くすこと

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本当に「これだよね」と思って読んだ。

不登校の子が
「ヒマだ、ヒマだ」と言い出したとき。

もう学校に行けるんじゃないか?
学校に行かなくても、何かはできるはず!
勉強したら?
もしくは塾いく?
それともスポーツはどう?
プログラミングもいいんじゃない?

と、親が前のめりになって、ついついあれこれ提案したり口出ししたくなります。

でもそれダメよ、という話だ。

うちの息子は不登校になった後、
授業も先生もテストも何もない、
デモクラティックスクールに通った。

まさにこの
「ヒマだ、ヒマだ」
の図はよくあった。

本人からの自発的な意志や行動を引き出すためにも、不登校の子どもの「ヒマ〜」は、飽きるほど味わい尽くさせましょう。

私は多くの不登校の子やママと関わっていますが、オンラインサロンのママたちを見ていても、そのような子どもは自分の意思で一歩を踏み出しています。

飽きるほど味わい尽くすこと。

本当に実感として思うのだけど、
これって本当は不登校に限らず、
誰にでも必要で
大事なことじゃないだろうか?

僕に関して言えば、
大学時代の4年間はそれこそ
飽きるほど音楽を味わい尽くした。

あの日あの時あの場所で♪

おっと、それは別の歌だ。

あのころあの時期あのタイミングで――。

飽きるほど味わい尽くしていなかったら、
たぶん僕の人生はもっと
別のものになってたと思う。

そして、そうじゃなくて良かった。

我が家の17歳は、これまでも
ゲームだの映画だの、今は
本だの哲学だの、いろいろと
味わい尽くしているみたいだ。

いいぞ、いいぞ、と。

飽きるほど味わい尽くしてこそ、
本当に自分がやりたいことが出てくる。
親が横からあれこれ言うのは良くない。
大丈夫マイフレンド。

って誰に向かって言ってる?

もちろん自分にデスよ。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。