2月は忍介の生まれた月で、
僕が生まれた月でもある。
忍介は15歳に、僕は48歳になる。
マジか。
48歳って言ったら立派なオトナじゃないか!
織田信長なら、本能寺で包囲される年齢だ。
人間五十年 下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり
とまあ、僕や信長のことはともかく。
15年前と言えば、ほんのこの間の気がする。
晴れた冬の日。うららかな日差しの待合室。
生まれたのは午後4時頃だった。
初めて我が子を抱っこした時の、
胸がキュッとなった感覚は今も思い出せる。
その日は忍介の写真を撮りまくった。
家に帰ったあと一枚残らずプリントして、
それを壁中に貼りつけた。
それを肴に、
へべれけになるまで飲んで喜んだ。
今なら死んでもいい、とまで思った。
生まれてきてくれたことを、
ただただ喜んだ。
それだけで十分だった。
その気持ち。
忘れないようにしたいよね。
ついつい、目の前のアレコレに
とらわれてしまいがちだけど。
15年目の2月。改めてそう思った。
48年目の2月は、、、まあ別にいいか。笑
今日も良い1日を。
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