相手に手紙を書かせる、簡単で確実な方法

鉄鋼王アンドリュー・カーネギー。
彼には大学生の二人の甥がいた。

甥たちの両親の嘆きは、
甥たちが手紙一つよこさないことだった。
あの手この手で手紙を書かせようとしたが、
何をどうしても無駄だった。

それを知ったカーネギー。

自分なら彼らに書かせることができる、
なんなら100ドル賭けようと言った。

両親は半信半疑だった。
何をどうしても手紙を書いてこないのに。
でもまあやってみればいい、
とカーネギーに任せてみた。

カーネギーはどうしたか?

彼はとても短い手紙を書いた。

「元気でやりなさい、
お小遣いをいくらか入れておいたから」

そう書いた。
でもその手紙にお金は同封しなかった。

どうなったか?

甥たちはすぐさま家に手紙を書いて、
叔父さんが手紙に何かを
入れ忘れていないかと尋ねてきた…。

なるほど、そうだよね。

忍介が将来家を出て、
ぜんぜん連絡をよこさないときに
使えるテクニックだと思った。笑

教訓はなんだろう?

人は自分に関係があることには反応する。
逆に言えば、
自分に関係のないことには反応しない。

甥たちは、自分たちの親は
彼らに関係がある話をしないと思っている。
だからコンタクトをよこさない。

カーネギーのやり方は極端だ。

でも自分に関係があると思う話を
相手に出来ていない。

そのことにもう少し、
両親は気づけたら良かったのに、と思った。

もちろんたっぷりの、自戒を込めて。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。