僕は学校に行けとは言いません

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高1で不登校になったとき。
学校からカウンセラーの先生を紹介された。

なにせ学校が勧めてくるカウンセラーだ。

最初は優しく相談に乗るかもしれない。
でも最終的に何を言われるかはわかってる。

「学校に戻りなさい」

結局そう言うに決まってる。

それがわかってて、そんな信用ならない奴に
なんでわざわざこちらから会いに行くか?

学校からの紹介は無視した。

ただ、このまま欠席が続き
単位を落とせば自動的に退学になる。

この先、自分はどうなるのか?

言い知れぬ不安が募った。

そのとき、例のカウンセラーの
K先生のことが頭をよぎった。

どうせ1回きりの関係なら、
何も気を遣う必要もない。

最初で最後のつもりで
カウンセリングに向かった。

ところが、、、

そうして迎えた最初で最後のカウンセリング。「学校に戻りなさい」と言われる覚悟もしながら、自己紹介を兼ねた一通りの質問に答える。するとK先生は、「大丈夫。僕はみやもと君に“学校に行け”とは言いません。むしろ今は行かなくていいです。話してくれてありがとう」と言ってくれたのだ。

驚くと同時にホッとしたし、自分の気持ちを否定せずに汲んでくれたことも嬉しかった。こんなことなら、もっと早く話をすればよかったと思った。この時の記憶は鮮明だ。目の前の不安が一瞬、消えたような気がした。最初で最後のつもりが、ここから2週間に1度のカウンセリングが始まった。

『不登校新聞』子ども若者編集部記者の
みやもとたかひろさんの話だ。

ああ、このK先生みたいな対応って
いいなあと思った。

僕は学校に行けとは言いません。

むしろ今は行かなくていい。
話してくれてありがとう――。

なんというかね。

この国の大人たちがみんな、
そんなふうに柔らかく子どもに
接しられたらいいのになあと思った。

宮沢賢治の雨ニモマケズじゃないけど、
「そういう人に私はなりたい」というか。

そういう人になりたいな。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。