”直そう”は今の姿の否定

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印象に残った6月1日号不登校新聞の記事。

なんとか直せないか…

長男は中一で不登校。
昼夜逆転でゲームばかり。

しかもそのゲームたるや、
目を背けたくなるような血が噴き出すもの。

不安でたまらなかった宮崎さん。

通信講座のテキストを買い与えるも、
部屋の壁には穴があき、
食器をテレビに投げつけて荒れる息子。

なんとか昼夜逆転を直せないか。
なんとか時間制限できないか。

不安で仕方なかったし、必死になっていた。

そんな時に参加した親の会で――。

「そういう対応は、お子さんの今の姿を
否定することにつながってしまうよ」

その言葉を聞いて、ハッとした、と。

こんなに残念なことはない

親は「よかれ」と思ってやっている。
「子どものため」を思ってやっている。

でもその「よかれ」や
「あなたのために」が、

皮肉なことに子どもの今の姿を
否定しているのだとしたら…。

こんなに残念なことって他にない。

そうですよね?

「よかれ」や「あなたのために」が
実は親の「エゴ」で、
相手を否定してしまっていないかどうか。

必死になっているとき、
なかなか自分で気がつくのは
難しいんだと思う。

自分で抱え込まない

そういう意味で、
親の会のような場に参加するのは、
とても良いことだと思う。

とにかく自分で抱え込まない。

同じ悩みを持つ人たちと、
安心安全の場で思いを共有する。

そのことが、宮崎さんの場合のように、
気づきにつながることは多いと思う。

ちなみに僕の場合、渦中にある時
親の会に参加することはなかった。

でも気づきの瞬間として
「アイスクリーム療法」
を試したことは大きかった。

不登校に悩む僕にとって、決定的だったアイスクリーム療法

2018.04.11

”直そう”は今の姿の否定――。

心に留めておきたい言葉だと思いませんか?

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。