「考えるのはやめましょう」
「自分を追い詰めるのはやめましょう」
「あなたが悪いわけじゃありませんよ」
カウンセラーの先生はそう言ってくれる。
その通りだと思う。
誰が悪いのでもない。
言っていることはわかる。
頭では……。
わかるのだけど、気持ちが
どうしても追いつかない。
なぜなら、この状態が続いて
良いわけがないと思うから。
部屋から一歩も出ない。
家族と会話すらない。
もう何ヶ月もずっとこもりきり。
なんでこんなことになっちゃうの?
両手で頭をかきむしりたい。
毒虫と、その家族。まるでいまの私のようだ
誰にも吐露できない、
内心の苦しさを抱える母親と。
また誰かがやってきて、ぼくの領域に踏み込んでくる。畳の部屋にどかどかと土足で上がるみたいにして
頑なな拒否を示し、無言で自室に
立てこもり続ける16歳の少年と。
部屋のドア一枚を隔てた「内と外」。
そこにいつも天気が荒れる日にやってくる、
一風変わった支援団体の女性が
現れるようになって――。
彼女の不思議な一人語りが、
固く閉ざされた少年の
心のドアを静かにノックし始める。
そんな不登校・ひきこもりを題材にした、
ある家族の成長と再生の物語。
それが明日発売のびーんずネットの新刊で
「おはなしワクチン」の著者、
蓑田雅之さんが描く小説『繭の城』です。
そう、物語なのです。
もちろん蓑田さん初の書き下ろし小説です。
不登校のことを、物語を通じて体験し、
“心”で感じてほしい。
そんな切なる思いで描かれた一冊です。
ぜひ一人でも多くの方に手にとってもらえたら。
そう願っています。
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今日も良い1日を。
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