新しく靴を履き替えたときに見つける、ちょっとした発見

新しい靴に履き替えた時に見つける、ちょっとした発見

シューズの寿命

ランニングシューズは消耗品だ。
だいたい500kmから700kmくらい走ったら
買い替え時だと言われている。

底面が綺麗なようでいても、
ミッドソールがダメになることもある。

僕は大体1ヶ月に200km走ることを
目標にしている。だからほぼ3ヶ月ごとに
定期的に買い替えている。

ところが!

ふと考えてみたら今履いているシューズ、
もう随分長いこと履いている。
僕はいつもインナーソールの裏側に
マジックで購入年月日を書いてるんだけど、
見てみたらなんと今年の5月31日だった。

6月の柴又100kmウルトラマラソンを
走る前に買った奴だ。

まるっきり半年、
1200kmぶんぐらい走っていたことになる。

それで、あわててAmazonで買った次第。

新しい靴で走ってみると

昨日、その新しいシューズを履いて走った。
もう地面と接触するだけで
キュッキュと音がするのが嬉しい。

なによりも驚いたのは、
カカトに近い足の内側の部分に
何ミリか突起があるんじゃないか?
っていうくらい履き心地が違う。

違うシューズに変えたわけじゃない。
同じシューズ、同じモデルだ。

たぶん微妙なクセなんだろうけど、
半年間かけて削れてしまっていたんだろう。

その感覚がとても新鮮だった。

走り方が軽やかになった。
ぼんやりしていたレンズの焦点が
ピタリと合ったような感じだった。

突然話は変わるのだけど

何かのセミナーや講座に出て
感じる「気づき」って、
新しく靴を履き替えたときに見つける、
こうしたちょっとした発見に似ている。

微妙な思考のクセなんだろうけど、
何年もかけて欠けていたり
出っ張ったりしている部分って、
誰にも多かれ少なかれあると思う。

その存在を知ることができる。

新しく靴を履き替えたからって、
突然フルマラソンを2時間台で
走れるわけはない。

不登校のセミナーに出たからって、
来週から子どもが弾丸のように
学校に向かって飛び出していくなんてことは
まず、間違いなく無い。

でも自分では気づけなかった、
ちょっとした発見をすることはあると思う。

それは、物事が変わるような
決定的なものではない。

でも心が少し軽やかになったり、
ぼんやり見えていたものの
焦点が合う感覚はあるかも知れない。

という次第で、、、

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。