忍介が朝寝坊する日々が続いている。
でも、あえて起こさないようにしている。
なぜ、そうしているのか?
朝、親が子どもを起こすべきかについて
少し考えてみた。
朝、親が子どもを起こすべきか?
週末の徹夜ゲームが響いて、
朝ぜんぜん起きられない忍介。
ジリリリリリリリィィン!
とレトロな音でけたたましく鳴る
強力な目覚まし時計を使っているけど、
おかまいなしに忍介は眠り続ける。
あまりに目覚ましがうるさいので
以前は彼の部屋に行って止めて、
起きるように声かけをしていたのだけど、
最近は、
もうそうすることをやめた。
結果、
目覚まし時計は数十秒以上
絶望した地獄のカラスのように鳴き続け、
よくもまあ!
この音量で鳴り続けているのに
安眠できるものだと感心し、
でもふと気がつけば
いつしか目覚ましの音も消えていて、
静まり返った部屋に忍介が眠り続ける
というのが、うちの朝の風物詩だ。
最近はスクールに遅刻ばかりしているらしい。
あまりにも遅く起きた日は、
行かずに休みにしているようだ。
自分で責任を取れるようになって欲しい
僕の両親は、座右の銘が
「早寝、早起き、朝ごはん」
の人たちなので(冗談ではなく)、
とてもじゃないけど
忍介の現状は見せられない。
いや、見せてもいいんだけど、
「どうして早起きを指導しないのか」
について、やいやい言われそうで、
それをいちいち説明するのが面倒だから、
知らせない。
知らせないんだけど。
もしどうしても自分の両親に
説明しなくちゃいけないとして—
なぜ僕ら夫婦は忍介の
早起きを手助けしないのか、
を考えてみた。
それは結局、
自分で責任を取るようになって欲しいからだ、と思う。
「すべき」が多いと、うまく行かなかった時に…
なんでもそうだと思うけど。
親が朝、
いつも起こしている限り、
子どもは
「寝過ごしても、最後は親が助けてくれる」
と思ってしまうんじゃないだろうか。
●徹夜ゲームを禁止する
●夜は早く寝るべきだと教えさとす
そんな風に
「こうすべき」
「こうすべきでない」
と子どもに言い続けていると、
その言いつけを守っているのに
もしうまくいかない事態が発生したら、
子どもは親の責任にしないだろうか?
なんでも言う通りにしてきたのに、
でもうまく行かないじゃないか、って。
「したい」でうまく行かなかったら?
一方で。
「こうしたい」
「こうしたくない」
と自分で行動した結果、
うまく行かなかったときに
子どもは親のせいにするだろうか?
極端かもしれないけど、
have toばかりでいると、
人任せの、
自分でちゃんとものを考えない人間に
なりやしないだろうか?
だから思う。
want toでやってみて、
結果はきちんと自分で引き受ければいい。
そういう人になってくれたらいい。
自分の両親に伝えるとしたら
たかが、朝寝坊のことで
大げさに話を広げてしまったけど、
このページを見ることはまず無いだろう
と知ってて書きますが、笑
お父さん、お母さん、
僕は毎朝5時に起きています。でも、、、
こういう思いで僕らは毎朝、
忍介の部屋で鳴るレトロで強力な目覚まし時計の音を聞いています。
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