Dワードのこと

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昨日に引き続き。

ひきこもりの人たちが中心の会社
「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」。

本の中で社長の佐藤さんが
「Dワード」というものについて触れていた。

Dワードとは何か?

もともとはコールセンターなど
カスタマーサポート業界の言葉らしい。

  • でも
  • だから
  • どうせ
  • だって
  • できません
  • ですから

という言葉たちだ。

「だからあなたは」
「どうせあんたは」

こういう言葉に晒され続けると
人は自己肯定感や自尊心が傷つく。

そして自分自身に対しても
Dワードを発するようになってしまう。

「だから私はダメなんだ」
「どうせオレなんて」

佐藤さんは社内に
「Dワード禁止令」を出しているという。

面談をして、社員の言葉や思考にDワードが
潜んでないか定期的にチェックする、とも。

ここを読んで思い出した。

忍介が小学三年生で不登校になったとき。
このDワード、これでもかというくらい
連発していた。

「どうせ僕なんて生きていても意味がない」
「どうせ僕なんて」
「どうせ、どうせ」

書字障害がある忍介には、
ドリル形式の「漢字横綱」は辛かったろう。

トメハネハライを全部バツにされて、
間違えた箇所にことごとく付箋を貼られた。

そのライオンのタテガミみたいな付箋を
クラスメートたちに笑われた。

たった9歳の子が

「生きてたっていいことなんてない」
「どうせ僕なんて、どうせ」

と言うのを聞くのは、親としてキツかった。

今にして思う。

ホント、Dワードは
他人も自分も傷つける言葉だな、と。

Dワードを自分の辞書から追放しよう!

あ、
同じDでも、いいヤツ見つけた。

大丈夫。←こっちで行こう。

出来るだけ。ってクドイか?笑

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。