生きやすくなるために必要なのは
「成功」体験より「失敗」体験
不登校新聞8月15日号
小学2年生から不登校の
喜久井ヤシンさんの記事が良かった。
「成功体験」の大切さはよく言われる。
ただ学校で得られたかもしれない
「失敗体験」の方に自分は憧れがある、
とヤシンさんはいう。
交友関係のつまづき、テストの低い得点、
授業で大事な場面でのミス。
失敗することで得意不得意を知れるし、
自分を学べる機会にもなる。
でも学校に行かなかったことで
そういう失敗の体験が積めなかった。
そして失敗を極度に恐れてきた。
就職の面接でもし失敗したら
もう人生あとがない。
そう思うと動き出せなかった。
自分の経験を振り返ってみると、何か新たな挑戦をしたり、一歩を踏み出すためには「成功する力」以上に、「失敗できるだけの余力」が必要なのだと思う。失敗を恐れていた当時の私に必要だったのは、「絶対に成功させねばならない」というプレッシャーではなく、「失敗しても大丈夫だ」という安心感だった。
だから、伝えたいメッセージは
「不登校でも成功できる」ではない。
「不登校でも失敗できる。
失敗しても大丈夫」なのだ、と。
確かにそうだよね、と思った。
思い切り話は逸れるのだけど、、、
自分に置き換えてみた場合。
うまく行ってなかった時期はいつも、
ひたすら「失敗」を排除しようとしてた。
そしてそれを仕事の
「量」でカバーしようとしてた。
2倍、3倍やればきっとうまく行く。
そう思い込んでいた。
でも当時の僕に必要だったのは
「失敗できるだけの余力」の方だった。
今にして思えば…。
そんなに遠い過去の話じゃないので、
思い返すことに疼く部分はあるのだけど。
何が言いたいか?
余力が大事、だなあと。
ガチガチで隙間がないと、固まってしまう。
しなやかさがなくなって、ポキンと折れる。
記事の主旨とは大きくズレるのだけど、
そんなこんなを個人的に思った次第。
今日も良い1日を。
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