10年経って思い返したこと

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一昨日、
2ヶ月ぶりくらいに外出した我が家の15歳。

ゲームのコントローラーとともに、
1体の小さなフィギュアを買ってきた。
色んなポーズをとらせて楽しんでいる。

仮面ライダーWに出てくる、
仮面ライダースカルだ。

2009年放映の仮面ライダーWは
すごく面白かった。
僕も毎回楽しみに忍介と一緒に見た。

当時幼稚園生だった忍介を連れて、
西武遊園地やらよみうりランドまで
仮面ライダーWショーを見に行った。

よく覚えているのは、
よみうりランドのショーのことだ。

1月の寒い空の下。
少し出遅れて会場に着いた。

たくさんの人が詰め掛けて
幼稚園生には見えないステージ。
忍介がよく見えるように
と肩車をしてあげた。

肩車してあげてたのだけど、、、

首も肩もどんどん痛くなってきて。

30分くらいだったろうか?
「早く終わってくれ」
とショーの途中からはひたすら念じていた。

でもね、と今は思う。

子どもを肩車してあげられる時期なんて、
本当に短い、ごく一瞬のものだ。
あっという間に過ぎ去ってしまう。

もっともっと、たくさん
肩車してあげれば良かったなあ、
と今は思う。

今朝、早く起きたので村上春樹さんの
新刊「猫を棄てる」を読んだ。

「父親について語るとき」

と副題にある通り、自分の父を描いた
ごく短い文章だ。

全編とても良かったけど、
特に冒頭の猫を棄てる話は印象的だった。

人生いろいろある。

けれど、記憶に残っているシーンって、
意外に小さな、本当にささやかな、
ちょっと不思議なものだったりする。

ただただ寒くて、
首と肩が痛かった1月のあの日。

10年経ってこんな風に思い返すなんて、
あの日は夢にも思わなかった。

今日という日に起こることが、
何年・何十年か後に思い出す何かに
なるかも知れない。もしかしたら――。

そう思って日々を大事にしたいなあ、と。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。