春は、あけぼの

 

 

昨日は小学校の入学式があったようで。

朝のジョギングの最中、着飾ったご両親と
ピカピカの一年生の姿をたくさん見かけた。

親御さんたちは晴れやかな笑顔。

でも、子どもたちはというと、
僕にはどこか不安そうな表情に見える。

そう言えば――。

今や大学3年生になったうちの息子も、
15年前の入学式の写真では
実に不安そうな顔をしていたなあと。

あ、僕は入学式には出なかった。

鬼編集長がかわりに行ってくれて
写真を見せてくれた。

あの日彼はぼっこり眉間にシワが走ってた。
あの不安そうな顔は完全に伏線だったな。

忍介と同じように数年後、
この子たちの中で学校に行けなくなる子が
確実に出てくるんだろうな。

それを思うとちょいと切ない。

学校って一体なんなんだろうね?

誰も傷つくことのない世界を願うばかりだ。

ジョギングから帰って、
クローゼットの衣替えをした。

冬物をしまって、春物をハンガーにかける。

そして例によって例の如く
強引に話題を不登校に絡める。笑

子どもが不登校になると、親は重たい
「普通」や「期待」という冬服を
少しずつ、一枚一枚脱ぎ捨てることになる。

最初は寒くて心細いかもしれない。

でも、全部脱ぎ捨ててみたら案外、
身軽で心地よかったりするのだ。

春は、あけぼの。

やうやう白くなりゆく山ぎは、
すこしあかりて、紫だちたる
雲のほそくたなびきたる。

なーんて。

そんなこんなを考えた一日だった。

さあ、インタビュー事例集の編集作業も
残すところあと一人になった。

いざ行けジュンイチ。お前ならできる。

いや、本当に54年生きてきて思う。

俺っちマジで今が一番脳みそキレてる!

チャ、チャ、チャチャチャ、
チャチャチャチャ、

「オーレィ!」

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在21歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。