ここ掘れワンワン

 

 

 

 

現在制作を進めている
不登校インタビュー事例集。

昨日、7人中4人目の編集作業が完了した。

これで半分、マラソンで言えばハーフの
折り返し地点を過ぎたことになる。

相変わらず一人当たり5万字を超える
テキストの大海原に漕ぎ出す日々だ。

でも僕は本当にこの編集作業が好きだ。
「ああ、これは俺の天職だな」とさえ思う。

会社員辞めて本当に良かった。

もっかい言っちゃう。

会社員辞めて本当に良かった。

特に会社員時代の最後の5年間はキツかった。

自分の力をまったく発揮できていない。
期待されたような貢献が全然できてない。

はっきり人にそう指摘されたことはない。

でも自分が一番、そのことを痛感していた。
そして常に自分を責めてもいた。

膨大な仕事量でもあった。
担当ブランドは4つ。
加えて広報も一手に引き受けていた。

土日にこっそり出社して、オフィスで一人
こなせなかった仕事をよく片付けていた。

俺がぜんぶなんとかする。
頑なに踏ん張って
涼しい顔をしながらもがいていた。

そんな切ない奮闘努力の甲斐もなく、
業績は毎年残念ながら右肩下がりだった。

ああ、辛かったよな、ジュンイチよ。

正直言って最後はもう逃げた。
尻尾巻いて、泣きべそかいて、
カッコ悪く、ぜんぶ放り投げた。
もうどうにでもなれ、と。

でも不思議なものだ。

あそこから思い切って降りたことで、
今こんなにも夢中になれる
仕事に出会えたのだから。

まあ、出会えたというか、
自分たちで作った仕事だけどね。

さて、ここで不登校の話だ。

人生の正解は会社員になること、
だけじゃないんだよね。

こうやって会社員辞めたからこそ、
今つくづくそれを感じる。

敷かれたレールを降りたからこそ、
見つかる道だって確実にある。

むしろ、決められたレールの上を
ただ歩いているだけでは出会えなかった、
その子だけの「天職」が道なき道の
途中に転がっているかもしれないのだ。

みんながそう思えたら、
もっとみんながラクになれる。

そうは思いませんか?

ぶっちゃけた話。

人生の正解が会社員だと思ってるから
みんな辛くなるんでしょ?

みんなでラクになりましょうよ。

今、学校に行けていなくても大丈夫。
人生の正解は会社員になることじゃない。

焦って無理やりレールに
戻そうとしなくていい。

そんな親のおおらかな視線。
そんな社会全体のあたたかい眼差し。

必要なのはそこなんだと。
大切なのはそれなんだと。

純ちゃんは小さく吠えるのでした。

「ここ掘れワンワン!」

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在21歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。