ご存じ演出家の鴻上尚史さん。
このブログでも何度か鴻上さんの
人生相談を取り上げたことがある。
そして鴻上さんの記事で、
こんなタイトルだったらもう、
クリックしないわけにはいかないじゃんね。
鴻上さんが早稲田大学でやっている
夏期ワークショップは
2週間で芝居を作って、なおかつ
発表会までやるという授業だ。
なんせ素人の学生たちだ。
しかも期間は2週間。
それで芝居を作って上演までするんだから
まあなかなかにハードだと思う。
だからお祭り騒ぎで学生たちは
2週間、走り回るとの由。
でもある学生がリタイアした。
そして「その授業がハードワークすぎる」
というクレームが父親から入った。
「うちの娘を壊したのは、お前だあ!」
と鴻上さんの助手に電話口で叫んできた。
そして「明日大学に抗議に行く」と。
まあ、詳細は記事を実際に
お読みいただくこととして。
僕がいたく響いた部分は、
記事の最後のここだった。
「彼らを子供扱いするのをやめたまえ。そうすれば、彼らは子供をやめるだろう」という言葉があります。出典はもう忘れましたが、僕はこういう事件があるたびに、この言葉が浮かびます。
ずっと子供扱いして、そして、子供だ子供だと嘆く。ずっと子供扱いして、少しも成長しないと嘆く。それは、無茶なことだと思うのです。
記事の中の話とは完全に逸れるけど、
これ、親という種族には一番、
ありがちなことだよねと。
子どもを子ども扱いしておきながら、
そのくせ子どもが少しも成長しない、
そんなふうに嘆いてみせる。
子どもってさ、きっと本当は
僕らが思うよりもずっと
たくましいんだと思う。
そのたくましさをこそ、信じようと。
あらためて思う次第。
大丈夫マイフレンド、と。
自分にも言い聞かせる次第。
彼らを子ども扱いするのをやめたまえ。
そうすれば彼らは子どもをやめるだろう。
まさに名言だ。
今日も良い1日を。
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