新しく入ったチームは強豪で練習もハード、
チームメイトもどこかピリピリしている。
膝の痛みもあって、試合には出られず、
練習は筋トレばかり。
その上、原因不明の発熱も出てしまい、
「サッカーを辞めたい」
と泣いて訴えてきた中1の息子。
息子の気持ちを尊重したいとは思う。
でもこれが「逃げ」になっていたら
今後も同じことになってしまう……。
それが不安、という母親からの相談だった。
「逃げ癖がついてしまうのでは?」
これはサッカーに限らずで。
不登校や登校渋りに接したときに抱きがちな
「親の不安あるある」だと思う。
回答内容が気になる方はぜひ全文を。
僕が「本当にそうだなあ」と思ったのは、
この回答の後に出てくる
「似たようなケース」の中の一節だ。
加えて、息子さんとの対話が乏しいように見えたので、あらためて向き合うことを勧めました。
最終的に、私が「今の状態が、息子さんにとって健康的で、安全で、幸せですか?」と尋ねたら、お父さんは環境を変えたほうがいいと納得したようでした。
それは子どもにとって
ヘルシーで、セーフティーで、
ハッピーな状態か?
この発想だよなあ、と。
日本人はとかく
「やり抜くこと」を美徳にしがちだ。
重いコンダーラ、試練の道を♪
ってね。笑
何年か前に13歳の少女の
こんな新聞の投書が話題になった。
逃げて怒られるのは人間ぐらい
ほかの生き物たちは本能で逃げないと生きていけないのに
どうして人は「逃げてはいけない」なんて答えにたどりついたのだろう
「逃げ」ということに関して、僕らは
間違った通念を持ってないだろうか?
さっきの記事に戻るのだけど――、
ココもけっこう痛かった。
そして、何よりも「また同じような事になる」と不安を抱くのは、お母さん自身が息子さんを信じられていないからです。
親に信用してもらえず、いつも不安に思われ、心配されてばかりいると、子どもは自己肯定感が下がります。この連載で何度か伝えましたが「一番身近な人に信じてもらえないダメな僕」というように、潜在的なところで自信を失うのです。
なぜサッカーをやるのか。何をサッカーに求めるのか。それを決めるのは息子さんです。
どうですか?
なんともこの、イタ気持ちいい感じ。
ぐはー!
今日も良い1日を。
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