10年前と10年後の自分への言葉

10年前と10年後の自分への言葉

足柄峠を駈け下る

来週日曜日に湘南国際マラソンを走る。

レース7週間前に不注意で
椅子の上に立った所から落下して腰を強打、
まるまる一週間走れなかったことで
大いに調整が狂ってしまったけど、

先週のハーフは何とか
1km5分を切って走りきれた。
そして昨日は「足柄峠」での
ダウンヒル走に行ってきた。

足柄峠は静岡と神奈川の県境の峠だ。

新松田駅からバスで地蔵堂、
乗り換えて足柄万葉公園へ。
標高 759mのここから山北駅までの12km、
標高差650mを一気に駈け下る。

そんなことをすれば当然、
大腿四頭筋は強烈な筋肉痛になる。

でもそれが癒える時、
超回復という形で筋肉が強化される。

レース後半、特に30km以降の
脚力を養うために、レース一週間前の
タイミングでこれをやっている。

快晴、紅葉の山の中を走るのは
とても気持ちが良かった。
ただ脚の方はもう3kmも下れば筋肉痛で、
途中で本当に嫌になるくらいだった。

何とか走りきって、
山北町健康福祉センターの
さくらの湯で汗を流して、
御殿場線で新松田駅へ。

駅前の焼肉屋で生ビールと赤ワイン2杯で
カルビ定食を食べる。
そして帰りの小田急線で寝る時間が至福だ。

小さいけれど確かな幸せ

村上春樹が何かのエッセイで
「小確幸」ということを書いていた。

小さいけれど確かな幸せ、というものだ。

若い頃はそんな風には思わなかったけど、
今はしみじみ小確幸を感じる。

衰えやガタは多少はあるものの、
こうして自分の楽しみのために
自由になる身体があって、
それをあまさず享受できるというのは、
本当に小さいけれど確かな幸せだと思う。

10年前の僕は、
1日に40本のタバコを吸っていた。
運動とはまったく無縁だった。
走っている人を見ると
「そこまでして長生きがしたいか?」
とうそぶいていた。

でもね、と10年前の自分に言いたい。

走ってみるようになってわかったんだけど、
走るのは長生きしたいからじゃない。
シンプルに楽しいから走っているんだ、と。

そして走った後のご飯の美味しさといったら
どんな高級料理も敵わないんだぜ、と。

10年前と10年後の自分へ

話は変わるんだけど、今、
「不登校インタビュー事例集」の制作を
びーんずネットで進めている。

不登校の当事者、保護者、関係者の人に
インタビューをして、
それを冊子にまとめるというものだ。

今月は毎週のように
その取材を続けているのだけど、その中で
毎回みなさんにお聞きする質問がある。

10年前の自分に
伝えたいメッセージは何ですか?
10年後の自分に
聞いてみたいことはどんなことですか?

というものだ。

僕はいつもは聞く立場なんだけど、
いい機会なので自分の場合どうなのか、
書き出してみる。

10年前の自分へ伝えたいメッセージ

10年前の自分へ。
まずネタバレで教えるんだけど、
3つ、驚きのでっかいことが起きる10年だ。

1つ。
絶対やめられないと
思っていたタバコをやめて、
マラソンを走るようになる。

2つ。
忍介が不登校になって学校をやめて、
新しいスクールへ行くようになる。

3つ。
会社を辞めて、奥さんと一緒に
びーんずネットなる活動をするようになる。

というように、いろんなことがある。

大きな価値観の変容がある。
ときに辛いこともあるけど、
振り返ってみたときには確実に
良い10年だったと思える10年だ。
だから、安心してもがいて欲しい。

そう告げた時の、
10年前の自分の顔がみてみたい。笑

10年後の自分に聞いてみたいこと

そして、10年後の自分へ。
ネタバレでまず3つ、教えて欲しい。

1つ。
まだ生きているかどうか。

2つ。
家族3人、幸せでいるかどうか。

3つ。
びーんずネットはたくさんの人に
笑顔と気づきを届けられているか。

それからこの10年は前の10年と比べて、
どんな10年だと感じているか?

さらなる変化と大きな成長があると、
嬉しいんだけど…。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。