一番良くないのはひもじいことと寒いこと

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気が重い隔週の30km走。
昨日はその第2戦目だった。

キロ5分のペーサーにつく。

いつものことだけど、
最初の2、3kmが1番キツイ。

息が切れてしまいそうな危険水域。
とてもじゃないけど30kmは無理、
この速さじゃ最後まで持たないと思う。

でも10km過ぎてくるとそれが日常になる。
不思議なものだ。

今回もペーサーのおかげで
なんとかイーブンで最後まで走り切れた。

タイムは2時間28分55秒。

  • 平均ペース:4分58秒
  • 平均心拍数:147bpm
  • 平均ピッチ:189spm
  • 平均ストライド:1.08m

2週間前と比べてごくわずかだけど、
心拍数が下がり、ピッチが減った分
ストライドが伸びた。

とってもイイ感じだ。

ただ走り終わってからが大変だった。

道中ずっと小雨が降っていた。

もちろん防寒対策で
手袋とネックウォーマーはつけていた。

ただ気付けばどちらもかなり湿っている。

特に指先は酷かった。
どれだけ息を吹きかけても復活しない。

指がかじかんで荷物預けのビニール袋が
どうしてもほどけない。

仕方がないので強引に破るしかなかった。

手袋とネックウォーマーを脱いだ後も、
いつまで経っても指先と首が異様に寒い。

思い知った。
寒いのって本当にミジメな気持ちになる。

誰かが言ってたな。

一番良くないのはひもじいことと寒いこと。

そんなときは生きていること自体が
嫌になってしまいやすい。

だから死にたい気持ちになったときは、
まずたくさん食べること。
そして暖かい布団でしっかり眠ることだと。

それを心底、実感した。

駅のホームで温かい缶スープを買って
指先と首筋にずっと当て続けた。

ゆっくりと血が温まっていく――。

文字通り生き返った。

なかなかこういう経験って
普段の生活ではできないのでね。
しみじみしました。

ご褒美はもちろん昼飲みだ。

乾杯は中ジョッキではなくグラスにした。
それからカキフライはやめて枝豆にして。

もつ煮豆腐食べながら呑んで、締めは
ざるそばでなく温かいかき玉明太そば。

日本酒は遠慮なくおかわりした。

おかげで帰りの電車は
至福のお昼寝タイムと相成りましたとさ。
ちゃんちゃん。

第3戦目は再来週の土曜日だ。

とりあえず苦しいのはそこまでお預け。

でもって今日のジョグはお休み。
わーい、家の中は無敵にあったかいぞ。

良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。