勉強するのは何のため?

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早起きした日は読書の日!

ということで読んだ。

『勉強するのは何のため?
僕らの「答え」のつくり方』

哲学者・教育学者の苫野一徳さんの本だ。

ものすごく納得感のある本だった。

「なんで勉強なんか
しなくちゃいけないの?」――
この問いに「正解」はない。
「正解」のない、でもなんらかの
「答え」が欲しい問題を
どこまでも考え抜く方法、
それが哲学の知恵。
「なんで勉強なんか
しなくちゃいけないの?」
この問いを切実に抱えている
すべての子どもと、
途中で考えるのをやめてしまった
すべての大人のための本。

と帯にあるのだけど、
(しかし帯の説明って本当にすごいよね!)
まさしく、そのものズバリの内容だった。

 

  • 「一般化のワナ」と「問い方のマジック」
  • 第3のアイディア、納得解を見つけよう
  • 唯一絶対の正解はない
  • 「自分なりの正解」を見つけて、その意味を実感するための条件を整える
  • 勉強の意味は<自由>になるため
  • <自由>とは生きたいように生きられている実感のこと
  • 学校は<自由の相互承認>の“感度”を育むための場所

 

こういうワードだけ並べられても、
ぜんぜんピンと来ないかもしれない。

でもこの本を通して読むと、
これらの意味するところが
ものすごぉぉーーーく、納得できた。
とってもわかりやすかった。
ついでにニーチェが身近になった。

この本を読み終わったいま、
正直に思っていることがひとつある。

何か?

「なんで勉強しなくちゃいけないの?」

我が家の16歳がそう僕に向かって
問いかけてくれないかな、ということだ。

俺っち今なら「苫野ワールド」、
無限に受け売りできるぜよ。笑

まあ、それはさておき。

中高生が読んでもわかりやすいと思うけど。

やっぱり僕のような
「途中で考えるのをやめてしまった大人」
こそ、読むべき本だと思った。

よろしければ。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。