「何屋さん」なのか

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長年マーケティング畑にいたので、
どうしてもこういう話が好きだ。

ご存知イモトのWiFiは、昨年のコロナ禍で
海外用WiFiレンタル事業は売り上げ98%減。

この存亡の危機をいかに乗り越えたか、
という話だ。

売上、実に98%減。

西村社長が「恐怖に体が震えた」
というのは本当にそうだったろうと思う。

でもこの記事が書かれた
今年3月の時点では、毎日1億円の売上が
上がるようになっているのだという。

いや、書き間違いじゃない。毎日1億だ。

毎日1億ですぜ、ダンナ。
いったい何をしたのか、気になりますよね?

何をしたか?

もちろん海外渡航者向けの
WiFiレンタル事業での売上はゼロだ。

だから扱うものを
WiFiルーターから別のものに変えた。

それがPCR検査サービスだった。

にしたんクリニックのPCR検査は来院の必要がなく、自宅で唾液を採取して送る仕組みです。いわば扱うものがWiFiルーターから検体に変わっただけなので、WiFiレンタル事業のコールセンターも物流も、PCR検査サービスに転用しています。

なるほど、と膝を打つ思いがした。

目先のWiFiレンタル事業にこだわっていたら
これは絶対に出てこない発想だ。

ただ自分たちが持っている
コールセンターや物流システムを、
別のものに活かした。

いわば自分たちが「何屋さん」なのかを
捉え直す冷静さと柔軟さが大事だなあと。

さて。

勘のいい人ならお察しの通り、笑
ここから話は飛びますよ。

僕らびーんずネットって
いったい「何屋さん」なのかな?

一応自分たちでは
「市民団体」と思って当初は始めた。

最近はほぼ「ふたり出版社」になっている。

でもそれはうちの奥さんが持ってる
カウンセリングの力をインタビューに、

僕のコミュ障だけど集中できる特性を
書き起こしと編集作業に、

それぞれ活かせている、とも言えるかな?
強引に自画自賛するならば。

と、話をふくらませようとして、
上手くふくらまないまま、

気がつけばパタリと風もやみ、
いつものごとく失速して着地……。

今日も編集と入稿と発送の1日ですよ!

(がんばります)

良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。