多くの人に気づいてほしい

 

 

 

なんかね。思うんだよ。

「子どもたちをどうにかしたい」

とは、まったく思わない。

僕ら親世代が気づく。

その手助けがしたいのだ。

そもそも誰かにノウハウを偉そうに
「教える」ことなんてできやしない。

だって自分自身が気づくことでしか、
人は変わることはできないのだから。

だから、もどかしい。

「こうしたらいいですよ」

と言いたい。でも言わない。

本当に大事なことは
自分で気づくしかないのだから。

ね。ホントそう思う。

そして細かい言葉の使い方が、
どうにも気になって仕方がない。

「不登校が治る」
「不登校から立ち直る」
「ひきこもりから抜け出す」

こういう言葉にものすごく
敏感に反応してしまう。

そーじゃないのだと。

そーじゃない。

治ったり、立ち直ったり、
抜け出したりするものじゃない。

そーじゃない。

あなたがそういう言葉遣いをしていること。

つまり、今のその状態を「悪いこと」
「良くないこと」と思っていること。

「それがそもそも違うんだ」と気づくこと。

それこそがまず一番大事なことなんだと。

はい、自分でもわかって言ってますよ。

「何を言ってるのか
じぇんじぇんわかりません」

というツッコミが四方八方から
入ることをわかって言ってます。

要するに、禅問答なんです。

大事なことはちゃんと考えること。
とことん考え抜くこと。
自分の価値観に真剣に向きあうこと。

その上で気づいてほしいと。

思っています。

なんせホラ、僕ら昭和世代だから。

放っておくとすぐにでも
梶原一騎方面に流れちゃうから。

重いコンダーラ、試練の道を
行くが男のド根性♪

ちなみに僕の一番古い幼稚園での記憶は、
この曲にあわせて何かお遊戯をしたことだ。

まあ、それくらい染みついちゃってる。

努力すれば夢は必ず叶う。

今の状態が良くないのは
努力が足りないから――。

どうしても無意識に
そんな刷り込みを受けてきた。

いや、努力は尊いよ。

それを自分が望んでやるのであれば。

でも人に強いるものじゃない。
人に強いられるものでもない。

同じように子どもに「変わること」を
「強いて」はいけない。

あと教えたくらいじゃ本当には変わらない。

教わったくらいじゃ本当には変われない。

そのことに、
一人でも多くの人に気づいてほしい。

と、口で言うのは簡単ですが。

僕の意見に賛成してくれる人は
まだまだ少ないのは承知なので、あえて
(通じないだろうとは思いつつ)
いつものように披露してみた次第。

ちなみに幼い純ちゃんは、
「コンダーラ」って飛雄馬が腰でひっぱる
ひも付きタイヤのことだと思ってました。

「どれだけ重いんだろう?」

と、幼心にビビりながら。

あと「喜びも悲しみも幾歳月」の主題歌、

おいら岬の〜、灯台守りは♪

の「オイラ岬」ってどこにあるのかね?

どっちも歌詞とメロディの乗せ方、
根本的に間違っちょるぜ。笑

今日も良い1日を。

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4 件のコメント

  • いつもありがとうございます。
    私も不登校関連で違和感のある言葉あります。
    「不登校は充電期間」みたいな事、よく言われてるけど、家の中でも学校行ってなくても、お家の中でたくさん電池使ってるのにな…と。沢山刺激も受けてるし楽しんでるし、家にいる=充電してるわけではないと思うのにな、とモヤモヤしてしまいます。確かに苦しんでいる人もいると思うし、うちの子も心ではそういう時間もあるのかもしれないけど。
    可哀想みたいに思われてるのかもしれないと思うと何か違うのにな、と思います。
    今日はあまり人には言わない気持ちを書かせていただきました。そうそう!と思ったので。
    同じような感覚の人が増えると良いな、と思います。

    • sanaさん、コメントありがとうございます。率直にお書きいただき嬉しいです。
      「かわいそうと思われているんだろうな」というのは本当に同じくです。勝手に決めつけないでほしいなあと思ったこと、何度もあります。笑
      本当に同じような感覚の人が増えるといいですね。そうなりますように!

      • ご返信ありがとうございます!

        人を変えることは出来ませんからね。
        そういう人もいるんだ、ぐらいに受け流せられるとラクになりますね。
        でも、何か違うんじゃないかな…と思っている方々には純一さんのブログが良い刺激になっているかと思います。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。