不登校の壁を壊すには

 

 

いやあ、これは本当に面白かった!

不登校あるあるオンパレードで、
すぐにすらっと読めるけど深い。
なのでぜひ。

「学校に行かなきゃいけない」

その価値観をぶっ壊すこと。

それが私たち親子がやること。
それが本当の意味で不登校を乗り越えること。

――だと思うから、、、

古い価値観なんて2ヶ月でぶっ壊してやんよ!

うんうん。そう思うよね!

そして――。

そんな当時の私に言いたい。
価値観ぶっ壊すの2ヶ月どころか2年かかったわ!
それくらい簡単じゃないから!

いやいや、本当にね!笑

それくらいアイツ(不登校の壁)
ってヤバいよね。

ヤバいのよ、不登校の壁。

僕はもう年季の入った「10年選手」で、
小3からの息子の不登校もひきこもりも、
それこそ年単位で何度も経験してきた。

自分で言うのもナンだけど、
けっこうな「ベテラン」だ。

今はこうやって笑って言えているけれど、
やっぱり最初の数年はそうじゃなかった。

なのでマイフレンド。

行きつ戻りつ、道は長いのでね……。

ゆめゆめ焦るなかれ!

最後にもうひとつ。

ここがビンビン響いた。

不登校の親子、教育関係者の方とお話しして気づいたことがあります。不登校を問題と捉えるとき、不登校の親子が楽になる共通の答えがあることを。

それは、
今まで大人の私たちが抱えてきた「〜ではなくてはいけない」という価値観を、溶かしていくこと。
「学校に行かねければならない」「成績が良くないといけない」「いい会社に入らなければならない」
そういう「条件付き」で子どもを愛してしまっていることに気づくことことです。

生まれてきたときはみんな、生きてるだけで祝福されたはずです。
それがいつの間にか、「誰かのために」、「社会のために」価値のある子にならないと、親は愛情を示してはいけないと思ってしまう。

それが、不登校の、いやそれだけでなく
増加している若者の鬱、自殺、さまざまな社会問題の根底に大きく影響しているものだと私は思うんです。

そうはいっても、今まで無意識に取り込んできた価値観を壊すことは、とーっても難しいことです。

私は、早々に「無理だなこりゃ」と諦めて、カウンセラーやフリースクール、専門家の方たちにたくさん頼って 、なんとか古い価値観を壊すことができました。

「不登校」の壁を壊すには、自分自身と向き合うことが必要です。
ですが、一人でここまで来ることは難しかったと言い切れます。

不登校の壁を壊すには、
自分自身と向き合うことが必要。

でもね、一人では難しい。

そう、難しいんですよ。
アイツ(不登校の壁)は本当に手強い。

だからたくさん人に頼ろう。
情報を取って、いろんな繋がりを持とう。

いや、朝からホント、
共感とうなずき満載だった。

一人でも多くの方が、少しでも早く、
そして無理なく不登校の壁を壊せるように。

そんなふうに世の中変わってほしいなと。

そして少しでもその助けになれたらなあと。

改めて切に願う次第。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。