不登校の子のために親ができることは2つだけ

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親子支援ネットワーク♪あんだんて♪の
新刊『不登校あるある』はこのブログで
何度も紹介したけれど。

やっぱりこの部分も紹介しとこう、
と思い立ったので紹介。

不登校あるある22番目、
「自分自身を責める」だ。

子どもが学校に行かなくなる。

そうするとつい「自分の子育てが、、、」
と自分を責めがちだ。

そんなとき、
相談に言った先でこう聞かれる。

「子どもさんをこれまで
どんなふうに育ててこられましたか?」

これは別に悪気があるわけじゃない。
単なる文字通りの「質問」だ。

でも子どもの不登校で悩んでいる親には、
まるで自分の子育てを責められてるような
「尋問」に響いてしまう。

ちなみに。

僕らびーんずネットは

「まず、親が幸せになる」

というスローガンを掲げている。

でも正直、すべての人や状態に
あてはまるワードじゃない、
ということもわかってて言ってる。

特に子どもが不登校になって
絶賛混乱&悩み渦中の人には響かない。

「まず親が幸せに」
「お母さんが毎日笑顔で」

はあ?
それができるなら苦労しねーよバーカ!

っていうね。

何言っちゃってるんだよと
舌打ちしたくなるような気持ち、
本当によくわかります。

僕もかつてそうだったから。

見守る、寄り添う、丸ごと愛する。

そういう甘ったるい抽象的な
「親としての美しく正しい心がけ」
みたいなものはノーサンキュー。

「どうしたら子どもが1日も早く
学校に行けるようになるのか?」

そういうもっと解決に近づく実践的かつ
効果的なハウツーをズバッと教えてくれと。
出し惜しみしてんじゃねーよと。

思って焦ってイライラしていた。

だからこの「自分自身を責める」の章の
お母さんが、本を読んだり講演に行って、
“教えてもらった通りにしようとする”、
その気持ちもちょっとだけわかる。

犬を飼って散歩に行くようになった、
それが再登校につながった――。

講演でそんな話を聞くと落ち込んでしまう。

自分は犬が苦手だ。

不登校の我が子のために
犬を飼うこともできないダメな私……。

そうやってさらに落ち込んでしまう。

いや、ハタ目には確かに笑い話だ。
でも自分を責めてしまうんだよね。

結局のところ。

この一文に尽きる、と今は思う。
なので紹介する。

不登校の子のために親ができることは
2つだけという話だ。

そんなとき、ある親の会の世話人さんに「親が元気になれば、子どもは自然と元気になる。親にできることはおいしいごはんを作ること、温かい布団を用意するだけだよ」と言われました。はじめは半信半疑でした。でも、子どもを何とかしようという気持ちからだんだん「不登校の子と暮らす」という感じに肩の力が抜け始めると、子どもも少しずつ元気になっていった気がします。

おいしいごはんと温かい布団。

親にできることは結局のところ、
ホントその2つだねと。

今はしみじみそう思う。

そういえば昔の歌にもあったよね?

いいないいな にんげんっていいな
みんなでなかよくポチャポチャおふろ
あったかいふとんで眠るんだろな
僕も帰ろお家へ帰ろ
でんでんでんぐりがえってバイバイバイ♪

あと、「不登校の子と暮らす」
という感覚もいいなと感じた。

半信半疑の人はぜひ。

ちょっと肩の力抜いてみてください。
騙されたと思って。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。