そこがいいんじゃない!

みうらじゅんの
『「ない仕事」の作り方』
という本が面白かった、と
うちの奥さんに薦められた。

みうらじゅん、といえば
「マイブーム」「ゆるキャラ」。

それまで世の中に「なかった仕事」を
作り出してきた御仁だ。

読みながら毎度ながら本当にこの人は
すごいなあと思うのだけど、
とても印象的だった部分があった。

時は2004年6月。

みうらさんが地道に騒ぎ続けた甲斐あって、
遂にゆるキャラが一同に会すイベントが
東京ドームで開催されることになった。

そのイベント。

80体以上のゆるキャラを、
一体ずつステージに上げて紹介する。
それだけでも実に1時間半もかかる。

そんなショーを見て果たして観客は喜んでいるのか? と心配になりました。私は、実は根が真面目で、人一倍心配性なのです。そんなとき、私が必ず唱える呪文があります。

そこがいいんじゃない!

人はよく分からないものに対して、すぐに「つまらない」と反応しがちです。しかしそれでは「普通」じゃないですか。「ない仕事」を世に送り出すには、「普通」では成立しません。「つまらないかもな」と思ったら「つま…」くらいのタイミングで、「そこがいいんじゃない!」と全肯定し、「普通」な自分を否定していく。そうすることで、より面白く感じられ、自信が湧いてくるのです。

「そこがいいんじゃない!」

コレ、なかなか良い呪文だと思いませんか?
そしてこの呪文、何気にとても奥深いとも。

確かに人は「よく分からないもの」が
目の前に現れると、
「つまらない」というラベルを付けて、
ゴミ箱行きにしてしまうことが多い。

そうですよね?

でもそうではなく
「そこがいいんじゃない!」と
目をこらしてみる。
そこにある何事か――新しさなのか、
面白さなのかを見ようとする。

別にゆるキャラ的なものでなくてもそうだ。

よく分からないもの、をスルーしない。
そこがいいんじゃない、とまず思ってみる。

それが面白いものであれ、
そうでないものであれ、何であれ。

なぜ?

その方がきっと、人生楽しいから。単純に。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。