「ほんの少しの我慢」と「ずっと平気なフリ」

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「わかるなあ」と思って読んだ。

「ほんの少し我慢すれば普通にやっていける」「ほんの少しを毎日毎日上手に積み上げて……」

学校が向いてない、本当は行きたくないという思いを抱えながらも、「ずっと平気なフリ」をしていたオムスビさん。「私が私の心を無視すればするほど、精神的な状況は悪化していきました」

詳細はぜひ読んでいただくとして。

「ほんの少し我慢すれば普通に」
「ほんの少しを毎日積み上げて」
「ずっと平気なフリをしていた」

――というワードたちがね。

今朝の俺っちの胸を激しく撃つ!笑

10代の僕自身について言えば、
高校生になった頃には学校は
普通にちょいちょいサボった。

数学や物理が午前中にある日は
もう、まったく行く気になれなくて。

映画館で映画見て、ラーメン食べて
本屋で立ち読みして、
レコード屋で時間潰して家に帰った。

親にはすぐバレた。
でもそんなにやいやいは言われなかった。

自分で言うのもナンだけど
割と上手くガス抜きできてた方だと思う。

「ほんの少しの我慢」
「ずっと平気なフリ」

それは40代の僕のことだ。

「そーゆーものなんだ」
「だって管理職なんだから」

嫌なことがあるのは当たり前。
昨年対比が結局すべて。
こなせないなら休日出勤。
人が嫌がる仕事は自分が率先。
物事は万事、背中で語らしむ。

そんな日々だった。
やり過ごせているつもりで、
実はうまくできていなかった。

5年間。

でも最後はあれよあれよと綻んだ。

「このままだと壊れるな俺」

そう思ったのは、肌寒い火曜日だった。

翌日の水曜は有給を取っていたので、
一人で横浜のみなとみらいに行った。

別に何をするあてもない。
とにかく丸一日、一人になりたかった。

目についた店で新しい腕時計を買って、
ホテルで豪勢な中華のランチを食べて、
盛大にビールとワインを飲んだ。
そして決めた。

次の日の朝、家を出る玄関で
「ごめん、俺、会社辞めるわ」
とうちの奥さんに言った。
それはもう相談ではなく伝達だった。

ってまたポエムになっちゃった。笑

何が言いたいか?

「ほんの少しの我慢」
「ずっと平気なフリ」

危険です、それ。本当に。

親も、子も、みんな、誰でも。

本当に良くない。

長い時間の中で着実にむしばまれていく、
ということを声を大にして言いたいです。

最後に、記事のこのメッセージも。

もし今、学校に行きたくない子どもたちへ伝えられることがあるとしたら? 筆者がそう尋ねると、オムスビさんは次のように話してくれました。

「私の場合は、登校し続けるという選択をしましたが、10人いれば10通りの正解があると思います。視野を広げると、『ない』と思っていた道があったり、仲間に出会えたりすることもあります。あんまり心配しすぎないでくださいね」

「直接何かすることはできませんが、マンガをひとつ描きました。伝わるものがあればうれしいです」

「ない」と思っていた道もある。
新しい仲間にも出会える。

本当にそうだ。あの頃の自分に届けたい。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。