1997年といえばもう四半世紀も前のことだ。
ちょうどその年の2月に結婚した。
NHKの連続テレビ小説は『あぐり』で、
僕もよく朝出がけに支度をしながら観た。
でもこのシーンは覚えていなかった。
主人公あぐりが念願の美容院を
建設するために大切に貯めていたお金。
それをあろうことか
道楽夫のエイスケが使い込んでしまった。
落ち込んでいるあぐりを
母親が慰めるときのセリフだ。
「誰だって転ぶのよ。大切なことは、誰のせいで転んだとか、そういうことを言うんじゃなくて、転んだら転んだまま大空を見なさい。そして深呼吸をするの。それから、これからどうするかを考えればいいのよ。起き上がるのは一番最後でいいの」
日本講演新聞2月28日号・水谷編集長の
コラム「転載して過去を未来へ」
で紹介されていた一節だ。
起き上がるのは一番最後でいい。
なるほどね。
そう言えば、で思い出したのだけど。
永遠の名作「あしたのジョー」と言えば、
「立て、立て、立つんだジョー!」
と涙ながらに叫ぶ丹下段平がセットだけど、
ご存知でしたか?
矢吹丈が生涯で喫した全52回のダウン中、
段平は3回しか「立て」と言っていない。
それどころか大抵の場合は
「まだ立つな、
カウント・エイトまで休んでろ」
と言っている。
起き上がるのは一番最後でいい。
本当にね、ついね、
転んだり、ダウンしたり、
不登校になったりひきこもったりすると、
どうしてもね、うろたえがちになる。
なぜか?
あ、もうやめときましょうね。笑
起き上がるのは一番最後でいい。
転んだまま大空眺めて深呼吸。
盛大に転ぶもまた人生。
と、鷹揚に行きたいものです。
今日も良い1日を。
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