塩味という自己肯定感

 

 

昨日は冷蔵庫のキャベツを使って
ランチにパスタを作った。

オリーブオイル弱火でにんにくを香り出し。

アンチョビと唐辛子加えて茹で汁を少々、
そこにちぎった海苔を溶かす。

ああ、なんていい匂い!

まるで地中海にいるみたいだ。
(オー・ソレ・ミオ♪)

そしてパスタがゆであがる3分前に
キャベツも鍋に盛大に入れて一緒に茹でる。

いいぞジュンイチ。さあ行け。

ソースに合わせてマンテカトゥーラ!

あ、マンテカトゥーラはフライパン振って
パスタを宙に舞わせ空気を含ませる奴です。

んー、マンダム。我ながら完璧だ。

「忍介、パスタ出来たよ」

息子に声かけてテーブルに着席。

いただきます!

あれれれれ?

なんだ、このなんとも「ぬるい」味は?

訳わからず大混乱のまま、
2口食べてようやく原因に気づいた。

塩味だ。

塩味がなさすぎる。

でもアンチョビ2切れ溶かしてるぜ?

そうか、わかった。

ずっと考えごとしてたせいだ。
パスタ茹でる前に塩入れるの忘れてるんだ。

ぐはー!!!

っていうか味見サボるなよな!

という次第で、息子に理由を説明して。

実にみじめな気分で塩をちょいちょい
ふりかけながらしょんぼり食べましたとさ。

何が言いたいか?

なんともぬるい味の麺を食べながら思った。

これ、子どもの不登校も同じじゃないかと。

どういうことか?

本人という麺自体にしっかり塩の味、
つまり「自己肯定感」がついていないと、
結局どんなソースに絡めてもダメなのだ。

って論理、飛躍しすぎですか?笑

自立自立ってやいのやいの言えども、、、

無理矢理スマホとゲーム取り上げて
3週間で親が仕向けて再登校させても、、、

この先、生きていくのは結局、本人だ。

そうですよね?

本人に塩味という自己肯定感がない限りは
何をどうしてもうまく行かないだろう。

ということで――教訓。

パスタにはしっかり塩味を。
茹でる前の塩を忘れると悪夢です。

オー・ソレ・ミオ♪

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。