自制心? それとも……

Sponsored Link

 

単純に面白かったので紹介。

あなたはマシュマロ実験をご存知ですか?

マシュマロ実験はスタンフォード大学の
ウォルター・ミシェルが実施した実験だ。

「マシュマロをひとつあげる。
もし15分間食べずに我慢できたら
もうひとつあげる」

4歳の子どもにそう伝えて部屋を出る。
そして部屋に一人になった子どもが
どれくらい我慢できるのかを調べた。

結果、3分の2の子は
15分我慢できずに食べた。
3分の1の子が15分間我慢して
2つめをゲットした。

この話には続きがある。

約20年後に実験を受けた子たちを
追跡調査した結果、
SAT(大学進学適性試験)のスコアと
強い相関があることがわかった。

マシュマロを長く待てた子たちは、
そうでなかった子たちに比べて
平均210点スコアが高かったという。

幼児期のIQよりも「自制心」が
SATの結果に影響する、という話だ。

ここまでは以前に何かで読んで
知っていたのだけど、、、

これにヒネリを加えた
再現実験があるのを知った。
ロチェスター大学の
セレスト・キッドがした実験だ。

内容は同じマシュマロ実験。

ただ、事前にグループを2つに分けた。

一方は実験の直前に
「大人が約束を守った」
経験をしてからマシュマロ実験をした。

もう一方は直前に
「大人に約束を破られた」
経験をしてからマシュマロ実験をした。

結果はどうだったか?

「約束が守られた」経験をしてから
テストをしたグループの方が平均して
4倍、長く我慢ができたという。

つまりこの場合、
「相手との信頼」
という要素が大きく左右した、と――。

こういう実験って、人間のある部分の
「傾向」を確かに示すものではあると思う。

例えば直前の「約束の経験」もそうだけど、
色んな要素が影響する。
マシュマロ実験の話で言えば、親の年収が
影響するという話もあったりする。

だから、あんまり簡単に決めつけたり、
大きく評価しすぎるのはどうかと思う。

でも「相手との信頼関係があるかどうか」
という視点はやっぱり大きいと思った。

信頼。

15分我慢したら2個目くれるかどうか……、

相手を信頼できないなら食べるよね。
そりゃあ、そうだよね。
これ、単純だけど大事な前提だなあと。

万事、信頼関係があってこそだ。

はい、今日はそれだけです。笑

良い1日を。

プロフィール写真

 

記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。

更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
Sponsored Link



まず親が幸せになる|びーんずネット

不登校のセミナーやカウンセリング、インタビュー事例集をお届けする活動を夫婦でしています。ぜひご覧ください。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。